愛からの解放(トリコロール/青の愛)
青、白、赤と、フランス国旗のカラーをテーマに愛を描いた三部作の一。
車の事故で夫と娘を失い、自分だけたすかった女が主人公です。自殺をはかるがしぬにしねず、女は夫とのつながりを徹底して排除しはじめます。
青はブルー? 憂鬱? それがテーマなのかなと思いましたが、国旗の青は自由を意味しています。だから、この映画のテーマも自由。強く拒絶しなければならない夫への愛情からの解放を意味するのでしょうか。
夫は、オーケストラの作曲家で、ヨーロッパ統合のための曲を未完成のままなくなりました。記者が主人公をたずねてきていいます。「じつは曲をつくっていたのは、ほんとうはあなたではないかと噂がありますが」。この疑惑もストーリーをひっぱっていくひとつの要素になっています。ほんとうはどうなんだろう、と興味をそそられるわけです。
主人公の女性が、ヒステリックに激する場面がわずかしかなく、全体におさえてしずかにかたくなに拒絶しつづけるのが、かえって感情の激しさをつたえます。
![]() | キェシロフスキ・コレクションII 「トリコロール」セット
価格: ¥14,000 監督:クシシュトフ・キェシロフスキ 出演:ジュリエット・ビノシュ, ブノワ・レジャン ほか |




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