Doppelganger
私そっくりの人間があらわれる。自分の生活範囲のなかで彼も行動し、やがて、まわりのひとをもとまどわせるようになる。彼はだんだんと私に近づいてくる。……それをみるとかならず死ぬという、死の分身ドッペルゲンガー。
主人公の早崎(役所広司)は、かつてはヒット商品を開発したエリート研究員であったが、いまはスランプをむかえていた。ある日、彼の部屋に自分そっくりの男があらわれる。もうひとりの自分だというその男は「おまえが思っていることをしてやろう」と勝手気ままにふるまいはじめる。早坂はその男を拒絶しながらも、その行動に依存していた。
ドッペルゲンガーは、否定したいがでも本当はそうしたい行動をとる自分自身のもうひとつのすがたで(こちらはむこうを否定していても、むこうはこちらを肯定してくれているそうです)、「自分探し」の気味の悪い冗談でもあります。
この映画も、自分探しの旅のお話です。ホラーではなく、ブラックなユーモアたっぷりの作品になっています。






