2004年9月21日

UFO伝説の成り立ち:「人類はなぜUFOと遭遇するのか」

4167651254.09.MZZZZZZZ.jpg子どものころ、UFO番組が好きで、ドキドキしながら、いつも観ていました。
でも大きくなるにつれて、話の奇妙さに気がつきだします。
ありえないなと感じはじめたのは高校生になってからでした。

この本は、UFO伝説がどのようにできあがっていったかが書かれています。
興味深かったのは、一般人のUFOの認識と、軍のUFOの認識が、ほぼおなじ状態、おなじ進度にあったことです。一般人がUFOのことをよく知らないとき、軍もよく知ってはいなかったし、一般人のあいだでUFOを信じるひとと信じないひとで意見が分かれているときは、軍のほうでも意見が分かれて対立していました。軍関係者も一般人とおなじでマスメディアを通してUFOのことを知ったのでした。軍が先行してUFOのことを知っていたわけではなかったのです。それなら、情報の混乱はあたりまえだし、その混乱から軍(やCIA)がUFOのことを隠していると疑われたのもしかたないでしょう。

それから、この本、厚みがあり、そのうえ著述が淡々としているので、ほかの本読みにいってそのまま、になりがちです。読むなら借りた方がいいでしょう。

"人類はなぜUFOと遭遇するのか"
カーティス・ピーブルズ
文春文庫
1000円
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