英才教育入門(父の文章教室)
学校ではまだひらがなを習ううぐらいの小学一年生に文庫本をあたえ読んで感想をいえという。作家である著者が父親からうけた無謀な英才教育。
その思い出を語るエッセイだから、さぞかし殺伐とした内容と思いきや、作者の性格なののらりくらりと子ども時代のたのしかったことなどが書かれ、ほのぼのとした印象をうけてしまいます。
語りたくない思い出であるというから、その影響が強いのでしょう。
文章読本のような文章を学ぶ教育書にはなりません。文章を生業としている人間の心構えは学べます。
あとは英才教育についてですね。子どもも将来なにかにしたいとちょっとでも思っている親が読むのにはいいでしょう。
それから親が嫌いなひとむけでもあります。
このお父さんつわものです。五十にして定職に就かない。小説家志望だったから。
へへへ、俺は小説家になったぜー、あんたがなれなかった小説家にねー、という感覚が小説を書く原動力になっているのはたしかだと作者は心をうちあけます。
子どもにあたえる歪みが吉とでるか凶とでるか。チャレンジしてみます?



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