アビエイター
「アビエイター」をみてきました。
レオナルド・ディカプリオ演じる主人公ハワード・ヒューズは両親の遺産・会社をうけついだ若き大富豪。世界最高の飛行機映画を撮るのだと息巻く。映画撮影の終盤からは飛行機作りにも熱をあげる。世界最速の飛行機。そして、航空会社を買収し、手に入れる。そんな彼は、極度の潔癖性で、奇矯な言動もときたまみられた。大手航空会社パンナムは、彼の存在を嫌い、はかりごとをめぐらす。おいつめられたヒューズは発狂する。
のですが、ここで終わっちゃうのかと思ったら、大逆転があります。権力をかさに着た陰謀をくつがえす。狂気の状態からぬけだすのをたすけるエヴァ・ガードナー(ケイト・ベッキンセール)という女性の行動がよかった。彼女はヒューズとつきあっていたけれども盗聴器をしかけたりと監視がひどいので大げんかして別れています。でも手をさしのべるんですね。顔を洗う水道の水にも細菌がみえるとおびえるヒューズに「クリーンなものなんてないわ。ベストをつくすだけ」と発破をかける彼女。
でも、この狂気は治ることなくヒューズを苦しめつづけたのでしょう。
「苦しみをのりこえて、すばらしく生きたんだね、ああ」といった感動もののような人ごとで人物を語ったりしません。苦しい狂気の中をおなじエンジンをもった情熱とともに映画もいっしょになって突きすすんでいきます。





