2005年6月29日

プリンツ21 安野モヨコ 特集

1281680049.jpg定期購読している雑誌「プリンツ21」の今号(2005秋号。……秋ですか! もう)は安野モヨコさんが特集されていました。名まえは知っていましたが、そのマンガはいままで読んだことはありませんでした。

絵柄が特徴的で、構図におもしろみがありそうです。女性向けのマンガが多いようですね。

ぱらぱらめくって目にとまったのは、登場人物の目線について(p.20)。子どもは目が自分にむいている登場人物が好きになる、というお話。そうじゃないと人気がでないそうです。大人向けだとなんで正面向いてんだよ、というのも、子ども向けだと大切。子どもは一人称的、大人は三人称的。これは実際にマンガを描いていて、かつ、自覚的なひとじゃなきゃわからないことですね。

それからだんなさんの庵野秀明さんが話してること(p.50)。「うちの嫁さんは、オタク的環境じゃないところ、古い言葉で言うと"パンピー"(笑)の世界にずっといたので、強さを常に外に向けてだしていかなきゃやっていけなかったんじゃないかな。おたく、同人、漫画の世界は、それを必要としない人たちがコミュニティをつくっていて、嫁さんはその外にいた人なんです。漫画やアニメの世界では、嘘っぽい強さか、何かどうしようない女々しさを表にだすと共感されたりします。お客さんも描いてる方もそういうのが好きで、需要と供給、作品としても成立してるんです。だから一度、外の世界、世間をちょっとでも知ると、嫁さんの良さってすごくわかるんです」
オタクの人は、純粋さをキャラの女の子にもとめているよね。
そういえばヨン様ファンの女の人も純粋さをもとめていた。汚い部分なんていらないよね、と書いていたのを読んだことがあります。そうか、おんなじだったんだ。


※画像のリンクは、Amazonでこの雑誌があつかわれていなかったので、雑誌のオンライン書店「Fujisan.co.jp」の該当ページにはっています。

2005年6月26日

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(字幕)」の先行上映をみてきました。

ほかの映画をみるつもりでいったのですが、ほかの映画は休止して、複数の上映室をスターウォーズのためにとっており、席がとれそうだったので、この日にみることにしました。

でも、あまりおもしろくありませんでした。

でも、さっきネットをうろうろしてたら、「おもしろかった」「泣いた」というコメントもみられたので、語り方の好みで評価が違ってきそうです。

以下、多少ネタバレになるので、かならず、見終わってから読んでください。

続きを読む "スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐"

2005年6月21日

セレブのヌード写真集(Four Inches)

アメリカのおバカなニュースを楽しむブログ、ABC振興会でも紹介されていたセレブのヌード写真集「Four Inches」がもうすぐ発売されます。

「究極の女性美!身に付けているのはジュエリーとハイヒールだけ!のセレブ画像」
「発見!股間にティンカーベルだけ…パリス・ヒルトンのすっぱ画像」

エルトン・ジョン基金によるエイズ(AIDS)撲滅のためのチャリティーとしてつくられました。
ヌード写真集っていうのが洒落てますね。

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2005年6月20日

霧超邸殺人事件

kirigoe-ayatsuji.gifひとに勧められて本格推理小説を読んでみました。

「アングラ劇団」のメンバーが吹雪の中たどりついた一軒の「洋館」、その館は未来を「予言」するという。——きみょうな舞台設定からつくられたミステリーです。この特殊な設定がうけつけられないと読むことができません。幻想小説と思って読んだ方がうけつけやすいでしょう。

予言する館の設定は、きちんと謎解きにつかわれていました。これはすごくいいと思います。

謎解きの章がおもしろいので充実感あります。
こういう幻想的なものほど、もっとみっちり謎をつめこんでくれてたほうがいいなと思います。謎の大伽藍をみてみたい。

うーん、しかし、本格推理小説の本格って、正規表現の正規ぐらい意味がつかめませんね。

"霧超邸殺人事件"

新潮文庫
900円
Amazonアソシエイト

2005年6月19日

ザ・リング2

もう、ホラーも飽きちゃったなー、とあまり乗り気ではありませんでしたが、ナオミ・ワッツは見たくなる女優なので、いってきました「リング2」。

びっくりするところはいくつかありますが、全体としては怖がらせる映画ではありませんでした。

ふたたび呪いのビデオ事件に出くわしたレイチェル(ナオミ・ワッツ)はサマラ(貞子さんですね)の霊に目をつけられます。サマラは、レイチェルの息子に接近。サマラを追い払うために、彼女の過去をもういちど調べることになります。

映像はなかなか凝っていていいものだと思います。きれいじゃないホラーは嫌いです。
ストーリーはありだ思うのですが、サスペンス性がなく、ハラハラしてきません。
オカルトなドラマです。

まあでも、ナオミ・ワッツはいいですね。


来週からは、スターウォーズがあってそっちに観客がながれるので、ほかの映画が見やすくなりますねー。チケット売り場は込むんですが。

2005年6月14日

「心理テスト」はウソでした。

4822244466.01.MZZZZZZZ.jpg心理テストの研究・開発をしている著者が、世間一般に広く使われている「心理テスト」を批判した本です。俎上に載せられるのは「血液型性格判断」「ロールシャッハ・テスト」「YG検査・MG検査」「内田クレペリン検査」。どのテストも、これは「統計的に正しい」んだ科学的根拠があるんだと主張しているけれど、調べてみると統計的に正しくなかった(ものによってはそれ以前の問題だった)というのが結論です。

そのほか、根拠がないでたらめなはずの心理テストが、自分の性格を当てていると思ってしまう原因について「バーナム効果」というのをとりあげています。バーナムというアメリカのインチキ見せ物で大もうけした興行師の名まえからきているもので、当たる確率の高い答えを(複数)だして、当たってる当たってると思わせてしまうトリックのことです。実際に、バーナム効果が発生するような答えをひとつだけ用意して偽の性格判断テストしてその全員に同じものを配るとほぼ全員がかなり当たっていると感じたそうです。おなじ内容なのに、みんな自分のことをうまくいい当てていると思ったわけです。
「自分のことが書いてある」と信じさせてしまう、このバーナム効果はなかなかおもしろい(かつ危険な)テクニックだと思います。

この本の欠点としては、ざっくりと書かれていて、なにかの入門書を読んだようなものたりなさがありました。序盤、ちょっと専門的な考え方がでてきてわかりにくいところがありました。たぶん、一般むけに書こうとした試行錯誤した部分なのでしょう。後にいくほど読みやすくわかりやすくなります。

"「心理テスト」はウソでした。"
村上宣寛
日経BP社
1575円
Amazonアソシエイト

2005年6月12日

ホステージ

ホステージ」をみてきました。

お髭すがたのブルース・ウィルスがネゴシエイター(交渉人)をやっているシーンからはじまります。人質をとって立てこもっている犯人と交渉する仕事ですね。その場面が終わると、こんどは地方の警察署長になっています。そこで起きた事件がこの映画のメインになります。

お金持ちの家に立てこもる3人の若者。でも事件はそれだけではなくて、お金持ちのひとはワケありなんですね。家の中にあるものがどうしてもほしいひとたちがいるんです。その絡みが話をおもしろくしています。

あまり話題になっていないんですが、けっこうおもしろい映画です。
でも、なんとなく、食べたりない。
どうしてかというと、交渉がほとんどつかわれていない印象をうけるからです。
会話のなかに、ブルース・ウィルスが演じている警察署長が昔、交渉人をしていたとでてくるだけならあまりつかわれなくてもいいんですが、冒頭に交渉人のシーンを出しているんだから、もっと活用しないと、あのシーンはなんだったのかと思って欲求不満になってしまいます。

その冒頭のシーンで、ブルース・ウィルス演じる交渉人は、「ひとりも死人をださない」と突入して犯人の射殺を示唆する同僚をおさえるのですが、この映画を最後まで見るとと、話しあいでの解決はむりなひともいるのがわかります。でも、それをいいたかったわけでもないんだろうな、とも思うんです。
ストーリー上にある、いくつかの話題となりうるポイントをわかりやいようにとりあげてみせるんだけどそれっきりで終わってしまった感じです。

まあでもおもしろいんで、ほかに見る映画がないのであればぜひ。もしくはレンタルで要チェックです。

2005年6月 8日

Bennie K の Dreamland を買いました。

B0008GJYYO.09.MZZZZZZZ.jpgこのところ毎日のようにFMでながれていた"Dreamland"を買いました。(かなりまえから放送でかかっていたため、まだ発売になっていないのをしらず、店を何軒もまわってたんですよねー)。

Bennie K 自体を知ったのもラジオでした。みょうにパワーを感じるおしゃべりで、そのときかかっていた曲もおもしろそうだったので、こんど買ってみようと思ってました。そのとき、Bennie K という名まえの由来を「弁慶」だといっていました。源義経の家来の弁慶です。女の子がそれもふたりともが「弁慶」がいいと思うなんて(NHKの大河ドラマになるまえでしたからとくに)個性的だなと感じ、その名まえもしっかり憶えました。

ちょうど今日(6/7)、J-WAVE の人気番組 GLOOVE LINE にゲスト出演していました。番組ナビゲーターのピストン西沢さんは、「Dreamland」がまえにかかっていたとき、すげえよ、ずっとおんなじメロディーだよと笑ってました。同ナビゲーターの秀島史香さんがあわてると、いやいやメロディーが強いからこういうことができるんだよとフォロー。
今回もそのことにふれていました。なんでも「オアシス」(ザ・ベニーケー・ショウ収録)からの試みだそうで、速いテンポで一気に転がすこのやりかたが気に入って「オアシス」「サンライズ」「Dreamland」と続けてみたということです。
そういうことで、「Dreamland」とおなじ感じの曲が聴きたければ「サンライズ」「オアシス」、それらにカップリングされている曲も気に入ったらアルバムに手をだしてみるといいんじゃないかと思います。

2005年6月 4日

ちーちゃんは悠久の向こう

4797495588.09.MZZZZZZZ.jpg「僕」と「ちーちゃん」の物語。
ちーちゃんはオカルト好きで小さなころからよく怖い話をして僕を怖がらせ、高校生になった今も僕をかんたんに振りまわせてしまう強引な女の子。
高校の七不思議をいっしょに調べさせられることになったその日から、ちーちゃんはのぞんでいた幽霊がみられるようになったが、現実での居場所を失いはじめる。
そして、みてみぬふりをしてごまかしてきた「僕」の日常も最後の時をむかえる。

僕とちーちゃんの関係、僕の現実、ちーちゃんの現実が、崩壊の瞬間へむかっていく緊張の高まりがみごとに描かれています。軋む音がきこえてくるようです。
それも、ジュブナイルのライトな文章で、ラブコメの雰囲気を最後までたもちながら、ですよ。
すごい、すごい。

ラストは、さすがちーちゃんという感じ。
それはバッドエンドなんですよ、ちーちゃんといってあげたい。
それを乗りこえさせちゃうのが若手作家のいいところです。

乙一にしろ、日日日(あきら)にしろ、若手がでてきてうれしいです。
もう、小説も、ばばあのたわ言・じじいのうわ言といわれる俳句みたな存在になっちゃうのかなーと心配していましたが、自分が死ぬまではなんとかなっていそうです。

新人がもてはやされると、年寄りはよく、若手は経験がないから、ってばかにして、やっぱりなによりも経験がだいじみたいにいって、経験がある自分の方が偉いと暗に自慢するけど、長く生きてりゃ経験あってとうぜんで、そんなんじゃ、学生時代、先輩だからってそれだけでいばってたアホなやつらといっしょでしょ。
それに経験だって、誰も彼もいっしょじゃあないよね。してきたこと、それを生かせるかどうか。やりなおしがきかないし、それは生まれつきの才能と、じつはなんの変わりもない。そういうのわかっていってるのかなー。ベテランも経験にあぐらかいてちゃダメだよねー。
傲慢な経験よりは、傲慢な才能の方が、おもしろいものができそうだし。

"ちーちゃんは悠久の向こう"
日日日
新風舎文庫
590円
Amazonアソシエイト