SAW

気づいたら、真っ白いタイル張りの部屋に閉じこめられていた。足には鎖がはめられいた。部屋の対面にはおなじように鎖でつながれた男がもうひとりいて、部屋の中央には死体があった。
犯人は死のゲームを仕掛ける。時間までに正解にたどりつけなければ、死が待ち受けている。
奇妙なシチュエーションではじまるスリラーです。
いくつもの謎解きでストーリーは進行していきます。
観客をだますトリックはシンプルです。熟練のマジシャンがおこなうテーブルマジックのように確実をねらってきます。
犯人は、これまでも同様の犯罪をおこなっていてそのエピソードが語られますが、それが同時に目くらましにもなっています。
木を隠すなら森の中、似たようなシチュエーションを「見せ」につかうわけですね。もちろん「見せ」と気づかれないようにしなければいけません。これまでのエピソードの中に仕掛けるのは効果的です。エピソードというのは、ここでいま起きていることを直接説明するとストーリーのテンポが落ちてしまうときにつかわれます。語られたエピソードから現状を予想してもらうわけです。その説明としての予想を、制作者が用意しているラストとはべつの物にしてしまえば、意外なラストができあがります。
この映画は残酷シーンがでてくる異常犯罪物なので、そういうのが苦手でなければおすすめです。よくできています。



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