新・トンデモ超常現象56の真相
ちまたに広まっている超常現象のうわさの真相をあきらかにする「トンデモ超常現象99の真相」の続編です。前作とくらべて、俎上に載せる題目の数が減り、その分、解説がながくなっているために、軽快さが失われています。読み物としては前作のほうができがいいでしょう。しかし、創作の資料としてつかうには解説がくわしいこちらのほうが役立つでしょう。
読んで印象に残ったのは、バイオリズムがぜんぜん根拠がないものだということ、それから、江戸が風水による霊的防衛都市として作られたというのはあやまりだということ(ちなみに平安京が四神相応した土地を選んで建てられたというのもあやまりで、山や道などを四神にたとえるようになったのは10世紀からで、平安京は8世紀に建てられている)。
意外だったのが、"幻視や幻聴があらわれるのは、超能力者だからでも、精神異常者だからでもない"(p.319)という項目があったことです。ほかがテレビ番組や本、雑誌などで話題になったものなのに対してこれはかなり一般的なことがらです。この幻視、幻聴は、自分が想像した空想の世界をリアルなものとして五感で体験できる能力で、人口の4パーセントはいるのだそうです。異常でもなく、特殊能力でもなく、「性格」だということです。



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