2006年5月14日

ナイロビの蜂

 きょうは「ナイロビの蜂」をみてきました。先週、ラジオで話題になっていたので脇目もふらずこれにしました。

 主人公は英国外交官のジャスティン・クエイル(レイフ・ファインズ)とその妻テッサ(レイチェル・ワイズ)。テッサの死から物語ははじまり、その現在と、ここまでのふたりの過去がフラッシュバックしながら同時進行していきます。
 ふたりのなれそめはちょっと奇妙でテッサはいわゆる"活動家"で出会いはなにかの発表会で講演するジャスティンを質問の時間に徹底的に非難するところから。ジャスティンはもともとおとなしくて冷静、テッサは情熱的。ジャスティンを非難したあと、感情の爆発がおさまるとジャスティンの紳士的な態度に好感をいだいたのかすぐに仲良くなります。ジャスティンがアフリカのケニア(首都ナイロビ)に移ることになるとアフリカにつれていってとたのむことになります。ジャスティンはうれしいんだけど、外務省の関係者ではないテッサをつれていくことはできないのでとまどいます。テッサはジャスティンの奥さんになる〜、と、もうマンガのように一直線です。
 ナイロビでは、テッサは慈善活動に従事。現地で活動する医師アーノルドとつねに活動をともにしており、ジャスティンは疑いはしないものの内心どこかに隠しきれない疑念をいだいています。やがてテッサはなにかの企みを嗅ぎつけ、その解明に熱中。それは映画頭の死へとつながります。
 ジャスティンはテッサがしていたことを追いかけ、真実をつきとめることになります。

 ジャスティンとテッサはおたがいに踏み込まない領域をつくっていてどこか他人行儀なところがあった夫婦でした。ジャスティンはテッサの死の直後にはやはり彼女は浮気をしていたんじゃないかという思いを強めました。しかしテッサがしていたことを調べていくうちにだんだんと彼女が自分のことをどれだけ愛してくれていたかを知るようになります。

 それまでうまく見えていなかった愛情を知るストーリーと同時に進行していくのは、きわめて緊迫感の高いサスペンスです。そのハラハラドキドキは一級品です。そこで起こっている陰謀もリアリティがあります。ボディのある映画です。
 こんなにラブストーリーとサスペンスがみごとに融合した作品は見たことがありません。超おすすめです。

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