2006年7月 9日

サイレント・ヒル

 「サイレント・ヒル」をみてきました。

 原作となっているゲームで遊んだことがあります。ゲーム本編に入るまえに、建物の間の細い通りをどんどん奥へ進んでいく導入部があるんですが、心理的に追いつめられいって、とても怖かったおぼえがあります。

 映画はもう狂気の世界です。残酷描写が多いので苦手な方は注意が必要です。ゲームのビジュアルを生かしていますが、ゲームにあった心理的に追いつめられる恐怖はなくなっていますが(ゲームもシリーズがつづくとこの恐怖が失われました)、異世界観はすごくよくでているし、物語の展開もバランスがよい方だと思います。ホラーとしては上等の部類に入ります。

 ストーリーは、サイレント・ヒルという街で、娘を見失ってしまったお母さんが、異形の魔物が徘徊する悪夢のようになった街をさまよい、必死に娘を捜し続けるというもの。やがて、街の過去が明らかになっていきます。

 「呪怨」のハリウッドリメイクもそうでしたが、どうしてこういう事件が起きたのか理由がはっきりしているのがアメリカ人の好みだそうで、この映画も原作より、はっきりとそこを描いています。はっきりさせるためにわざわざ理由だけを述べる長い独白シーンをいれてしまっているほどです。謎めかす(ほのめかす)ほうが日本人の好みにあうでしょうから、ちょっとものたりなく感じるかもしれません。アメリカにも「ツイン・ピークス」という先例があるのですから、原作のように精神分析劇ぽい暗示でつなげていってもよかったかもしれません。「ブレアウィッチ」のように真相を推理してたのしむのもいいですよね。

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