キッチン・コンフィデンシャル
コック。キッチンのならず者たち。雄のフェロモンむんむん。口が悪く、下ネタを飛ばし、ドラッグを常用し、セックスにおぼれる。多かれ少なかれ非社会的な性格の持ち主だが、料理の腕は抜群。料理を心から愛している。そんな愛すべき者たちが住む、われわれには見えない裏側の世界が描かるコラム集。
序盤は、著者の生いたちから始まり、このへんはこの本のおもしろさからいえばまだまだで、だんだんとこの世界が見えてきて、さまざまな人物が描かれるようになってくると、強烈にたのしくなってきてやめられなくなります。
暴露話として強烈なのは、前置きをちょっとしたあとに"月曜日には魚料理を注文しない"といって始める、いわゆる"食べてはいけない"話。こういうのは料理の裏側を話すとかならずついてまわりますよね。ほかの章にあるんですが、ランチメニューは前日の残り物からこしらえるんだそうです。おもしろおかしく、ほとんどフォローしないので話としてはすごくおもしろいんだけど、外食できなくなっちゃいますよね。でも、家庭よりはまし? ほんとうに?
この直後に、シェフがつかう道具の話があって、包丁(ナイフ)は何本もそろえるんじゃなくて、手になじむ上等のシェフナイフ一本だけでいいんだそうです。おすすめはグローバル(日本の吉田金属工業のブランド)のシェフナイフがいいって描いてあるんですが、グローバルのサイトを見てもシェフナイフと書かれたものはありません。どれのことをいっているんだろうと調べてみたら、こちらのブログでわかりました。G-2:牛刀として売られているものがそうです。ちょうど自分用の包丁がほしいと思っていたところだったんで買っちゃいました。日本の包丁を使いなれていると数センチ長く感じます。これから買うというひとがは、いま自分が使っている包丁が長くなったら使いづらいなと思われるなら、グローバルのサイトのオンラインショップに短めの牛刀がありますし、文化や三徳といった日本独自のスタイルの包丁もあるので、そちらを選ばれるのもいいかもしれません。



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