2006年8月21日

マイノリティ・リポート

Amazon.co.jp: マイノリティ・リポート: DVD: フィリップ・K・ディック,スコット・フランク,ジョン・コーエン,スティーブン・スピルバーグ,トム・クルーズ,コリン・ファレル,サマンサ・モートン,マックス・フォン・シドー,ジョン・ウィリアムズ このところ、ぼっさぼっさ髪しか見ないコリン・ファレルがビジネスマンふうのぴっちりきっちりしたヘアスタイルで登場します。

 ストーリーは、未来の米国に、超能力者をつかって殺人を予知し、事件が起こるまえに犯人を逮捕する機構が暫定的に発足する。予知イメージを解析、犯人を逮捕・拘留する実働部隊の指揮官であるジョン・アンダーソン(トム・クルーズ)がある日、犯人として予知されてしまう。

 題名になっているマイノリティ・リポートというのは反対意見、少数意見という意味です。映画のなかで使われるのは"少数意見"という意味で、犯罪を予知する能力をもっている人間が3人いて、3人がすべておなじ予知イメージを見るのではなく、ひとりだけちがっていたりする。その「違った未来」のイメージのことを指しています。
 もちろん、映画全体が、マイノリティ・リポートという物語にもなっています。未来の選択のストーリーです。

 事件は解決かと思わせるところで、もうひと波乱。こんなにまでしてどうやって主人公を助けるつもりなんだろうとわくわくさせてくれます。これは意外にシンプルに解決するんですが、"もうひと波乱"のおかわりをしているので、けっこうおなかいっぱいで、これでよしという気分になります。多段オチの効用ですね。しかもシンプルに終わると、印象は、ストーリーのテーマのほうが強く残るので、なにかを語るにはあっさりと映画を終わらせた方がいいのかもしれません。

 アクションシーンはきれいにつくられていますが、事件の謎解き、サスペンスを楽しませるために、ひかえめに、早めに、短く終わらせています。

 あんなにすごい小型ロボットがあるのに、なんで人力にたよって地道な努力で逮捕しようとするんだろう、というSF映画にありがちな不思議がこの映画にもやっぱりありました。わざとなんでしょうか?
 それと、使わないで終わらせちゃった伏線がありました(失明)。たしかにそれ以前のシーンで「片眼が見えるだけでキングになれる」というなにかを暗示するようなセリフがありましたが。見落としたか。

"マイノリティ・リポート"
監督 スティーブン・スピルバーグ
出演 トム・クルーズ、サマンサ・モートン、コリン・ファレル、マックス・フォン・シドー ほか
999円
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