片目のジャック
マーロン・ブランドが主演、監督した映画です。ゴッドファーザーのお爺な姿しか知らないので、壮年期の色気ありすぎな姿が見られてよかったです。
ジャンルは西部劇。仲間と銀行を襲った主人公は保安官の追跡から逃げている最中、仲間の裏切りにあって捕まってしまう。5年後、刑務所を脱獄した主人公は裏切者の行方を捜していた。そのとき、主人公の腕前を知っている男から銀行強盗をやらないかと誘われる。断ろうとすると、主人公が捜していた裏切者の居場所を教えるという。かつての親友、金を持ってひとりで逃げた男は、彼らが襲おうとしている銀行がある町の保安官になっていた。
迫力ある序盤の追跡劇から、つぎは復讐劇になるのかなと思いましたが、これがなんの因果かうまくいきません。保安官になっていた男の義理の娘(妻の連れ子)と主人公と恋をし、それを気づかれ、酒場でのトラブルを口実にやっかいな問題を起こすよそ者としてひどい目にあわされて町を追放されます。やがては恋をした女に説得され、復讐をやめて彼女をつれて逃げだそうとしますが、忘れてはいけません。主人公はこの町の銀行を襲うために来ているんです。当然、仲間割れとなり、彼らに、はめられてしまいます。
主人公はヒーローではなく、基本的に悪人です。いい女が好きで、その好きな女にもへいきでウソをつくような男です。裏道を生きる人間だから、ひどい目にあわされ、それは自業自得だといわれてもしょうがありません。そういう"業(ごう)"もうまく描いていると思います。



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