2006年9月27日

ヴァージン・スーサイズ

Amazon.co.jp: ヴァージン・スーサイズ: DVD: ソフィア・コッポラ,ジェームズ・ウッズ,キャスリーン・ターナー,キルステン・ダンスト,ジョシュ・ハートネット 「ロスト・イン・トランスレーション」の前評判の高さは、同監督のこの映画を好きなひとが多かったから、と思っていたんですが、意外と話題にされず、知らないというひともいたので紹介します。

 5人姉妹の物語で、近所の男の子たちがその思い出を語るというスタイルをとっています。
 始まりは、末娘のセシリア(ハンナ・ホール)の手首を切っての自殺未遂から。気むずかしそうな、ゆううつそうな、かつ理知的な顔をした女の子で、この子の個性で導入部は完全にひっぱられていきます。

 映画全体でテーマをうちだしたり、メッセージをつたようとせず、繊細に女の子と男の子たちの状況を形にしていきます。「ああ、そういうのあるよね」というひっかかりから、心に入っていく映画だと思います。自殺を描いているけれど、自殺の映画ではないですよね。

 理屈的には、女の子の自殺の理由もしっかり思いつくけど、でもそれはなにか違うような気がして、やっぱり、わからないというのがいちばん正直で、それを告白する男の子たち。女の子をやっちゃうことだけしか考えてなくてそれが自慢な男の子。熱い愛情をもっていたのにその女の子から離れていく男の子。女の子たちを描いた映画のようだけれど、男の子もしっかり描かれています。

 音楽もすばらしく、メロディーのきれいなポップスで構成されています。どれも明るい曲なんだけれど、どことなく悲しいというか、胸に切なく響きます。

"ヴァージン・スーサイズ"
監督 ソフィア・コッポラ
出演 キルスティン・ダンスト、ハンナ・ホール、ジェームズ・ウッズ、キャスリーン・ターナー ほか
3743円
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