2006年11月14日

日本怪談大全 第3巻 禽獣の館

Amazon.co.jp: 禽獣の館: 本: 田中 貢太郎 それが現れると魔に魅入られ人生がねじまがる----狂気の象徴としてあらわれる動物や、人に姿を変えて異性を魅了するもの、あるいは動物に惹かれ人の世界から外れていってしまう話、狸に化かされるといったような昔話に基づいた話など、なかなかバリエーションに富んでいます。

 著者の故郷、高知の伝説もとりいれられていますが、有名な「犬神」の話がほんのちょっとだけ話題になっているていどなのがおしいですね。狐憑きと、西洋の邪視・邪眼(evil eye)の要素がまじったような感じで、嫉みが動物の霊を相手にとり憑かせます。そういえば、高知出身の漫画家の西原理恵子さんが嫉みをネタによくしていますが、土地柄的に嫉妬に対する意識が高いんでしょうか。

"日本怪談大全 第3巻 禽獣の館"
田中貢太郎
国書刊行会
2447円
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