2006年12月30日

パソコンのハードディスクの調子がおかしくなりました。

 PIOモードという遅いモードでしか動かなくなってしまいました。
 ハードディスクにエラーがあったせいです。
 読み書きができなくなるまえに新しいハードディスクを買ってデータのお引っ越しです。
 ああこの年末になんてめんどくさい。

 逃避するようにPS2で「サイレン2」をまたやり始めたんだけど、やっぱり怖い。買ったときも怖くてやらなくなってたのだ。

 というような年の暮れです。

 今年一年お世話になりました。
 ここに来てくださったすべての方に感謝します。
 それでは、みなさまだけでも、よいお年を。
 (更新できるようでしたら明日も更新しますが)。

2006年12月29日

松前漬けをもらう

 松前漬けを2パックもらいました。
 数の子入りと入ってないのと。
 松前漬けってどういうのなんだろうと検索してみると、「たにし亭」という実在のお店の思い出をつづったページにいきあたりました。「おばあさんの料理を作る」というここのレシピ集がおもしろく、期せずしていいものに出会えました。

 松前漬けは、スルメと昆布を細切りにしたものを醤油で漬けたものがオリジナルだそうで、今はベースはこの通りですが、漬け汁が多少変化して、中身も、にんじんが入ったりとバリエーションがついています。
 もらったものもそういったたぐい。味はいけます。ご飯が進む進む。昆布のねばりがねろーんと伸びます。
 ああでもしかし、賞味期限が07.01.01。2パックあるのに。食べきれませんよ。

2006年12月27日

餅をもらう

 餅をもらいました。
 新聞紙見開かない状態で一枚分ぐらいの大きさのサイズです。
 しかも、暮れになってから2度目。
 田舎だからでしょうか餅をつく家が多いようで、毎年、たくさんもらいます。
 年が明けてしばらくしてからも食いきれんとくれるひともいます。
 でもね。
 こっちも食べきれないんだよね。
 やっぱり飽きるし。
 胸やけするし。なんで一個食べたくらいで胸やけしてくるんでしょうか。餅一個はご飯一膳分といいますが、ご飯なんて五膳ぐらいかっこんだって胸やけなんてしてきません。やっぱり、あのもっちり状態がいけなんでしょうか。

 とりあえず軟らかいうちに食べきりサイズに切って全部冷凍庫へ送ります。全部そうしないですぐ食べる分はとっておいてもいいんですが、さすがに2度目なんで、全部しまっちゃいます。
 凍ったやつを食べるときは軽くチンしてちょい柔らかめにしてから焼くといいですよ。そのままでも焼けますが時間がかなりかかります。

 さてどうやって食べきろうか。
 焼いたやつをラーメンに入れるとか、レトルトカレーで食べるのもおいしかったです。
 ピザ餅っていうのもありますよね。
 小さく切って乾燥させてそれを揚げて、揚げ餅にする手もあるんですが、そういうのも後でたくさんもらうことになりがちなので、自分ではそれは避けます。

プリンツ21 特集・高田純次

Amazon.co.jp: prints(プリンツ)21 2007年春号 特集・高田純次 [雑誌]: 本 季刊「プリンツ21」今号は高田純次特集でした。男前です。載っている写真のかっこよさ。これだけの男はふだん、まず見かけませんよー。

 ボブ・ディランをリアルタイムでずっと聴いていて、流行の服をローンで買いそろえたり(いまでこそ若い男子はふつうにそれをしていますが、当時はそれまで男がローンで服を買ったりなんてことはなかったらしい)、車をカッコイイという視点で乗り換えたり、けっこう流行にのっかっています。そういうのを無視する個性派とおもいきや違うんですね。まあでも個性っていうのは、ひとと違うことをして出るもんじゃなくて、同じことをして出てくるもんですよね。

"プリンツ21 特集・高田純次"
1500円
Amazonアソシエイト

2006年12月24日

Googleのアクセス解析

 Googleのアクセス解析があるそうですよ。

 GIGAZINEさんの記事でくわしく紹介されています(→こちら)。

一番最後に見たページと最初に見たページの評価や、どういうルートで目標としているページにたどり着いたか、リンクタグを書き換えることでどれぐらいダウンロードされたか、さらにFlashにもタグをソースコードレベルで埋め込むことでフルFlashサイトの中でのアクセス解析も可能です。メルマガ広告やクリック広告などもどれぐらい実際にクリックされたのかが追跡できますし、それぞれに単価を設定すれば合計でどれぐらいの目標額を達成しているかも把握できます

というんだから、すごい高機能。Googleの広告をいれているひとはもちろんその解析もできちゃいます。
 これさえあれば忍者ツールズってもういらないんじゃない?

007 カジノ・ロワイヤル

 「007 カジノ・ロワイヤル」を観てきました。

 "寅さん"もそうですが"007"も子どものころ退屈で観ていられない映画でした。外人のおとながすましてくっちゃべってるシーンしか印象にのこっていません。こういった先入観があったので、いままで映画館に観に行ったことも、映画情報をのぞくこともしてきていませんでした。

 今回観に行くことにしたのは、タランティーノがらみのゴシップを事前にきいていたからです。カフェかどこかで映画関係者が歓談、そこに007のプロデューサーとタランティーノがいて、次回の007はどうするかっていう話になったときタランティーノは"カジノ・ロワイヤル"をやるのはどう? いいアイデアがあるんだよといい、おおそりゃいいかもとひとしきり盛りあがり、タランティーノはこれがモノになったら監督やらしてもらえるかもなと思っていたら、ぜんぜん声すらかけられず、あれはもともと俺のアイデアだぜとしばらくプンプンだったそうです。
 それがどんなものになったんだろうと興味がでたので今回初体験の007です。

 とにかくアクションはすごいです。すごい映像をみせてくれます。アクションが映画の王道だとよくいわれますがこういうことかと思いました。

 ストーリーも、ユーモアのテイストがたっぷりとあるんだけど、一瞬先は死のサスペンス、味方がじつは敵?のスパイ物ならではの展開。おなかいっぱいにさせてもらます。(自分としては、その展開ならこいつがぜったい怪しいじゃないというのがしっかり敵につながっていたというところまでストーリーがのびていったのに満足しました)。

 主役のダニエル・クレイグは前にみたときは野暮ったいなーという感じだったのにすっかり精悍でクールになっていました。後半に相棒になるエヴァ・グリーンは細いのにおっぱいが大きかったです。(って、おっぱいで終わるのね、この感想)。

シュトレン

Stollen1.jpg 出張販売でパンを売りに来てくれるクレッセントさんのシュトレン(→クレッセントさんのブログの記事)。母親が10個ぐらい買ったのをひとつもらいました。
 ケーキとお菓子の中間ぐらい、ややお菓子よりかな。具がいっぱいつまっていて、触感はしっとりさっくり。もっと日数をおいておくとさらにしっとりとなっていくらしいです。フルーツの味わいたっぷりです。
 薄く切って、紅茶やコーヒーといただくと最高。
 ネットショップがあってそこでも購入できます。(→そこ)。
Stollen2.jpg

クリスマス

xmas.jpg

2006年12月17日

エラゴン 遺志を継ぐ者

 「エラゴン 遺志を継ぐ者」をみてきました。

 ドラゴンとの感応で魔法さえも操れるようになるという強大な力をもつドラゴンライダーはかつては世界の平和のために活躍していました。しかし、そのなかに私利私欲のためにその力を使うものがあらわれ、ほかのドラゴンライダーたちを倒して、世界を支配する王になりました。
 いったん、滅びたかにみえたドラゴンライダーでしたが、ひとりの青年が竜の卵を得て、生まれたドラゴンと感応をかわし、新たにドラゴンライダーが誕生します。王は手下の魔術師に青年の命を奪うよう命令します。

 ファンタジーは、もうすっかり食い倒れ、食傷気味でしたが、予想よりもずっとよくって、いい拾いものでした。

 ストーリーはめんどくさくならないていどにうまく厚みをましおもしろくなっていきます。
 ただし、エピソードのつなぎに、話しを進ませるためだけの、だいぶ、ご都合主義的な場面があって、それがもったいないと思いました。
 映画の冒頭で大事なものを運んでいた娘はすぐ居場所をつきとめられてしまったのに、若きドラゴンライダーはなかなか敵に追っ手に見つかりません。これなどは、反乱分子と接触するだろうから、わざと泳がしているということに最初からしておけばいいのに、それをしないんですよね。もったいない。もしくは、追いつ追われつで緊迫したストーリーにしておけば、説明っぽかったり、青年のドラゴンライダーとしての成長が早すぎたりしても、ストーリーの速い流れに急かされて不自然さが緩和されるのに、そういうこともしない。ほんと、もったいないんですよ。

 映像は凝っていて、迫力満点です。ドラゴンが縦横無尽に飛びまわります。魔法でつくられた敵キャラが、きもかっこよくて、これもGoodです。

2006年12月15日

キムチいい

 あー、このキムチはうまい。

 去年の寄生虫の卵騒ぎ(Wikipedia:キムチ参照)からずっと敬遠していましたが、以前、親戚にもらった、おいしいキムチをまたいただくことができたので、ひさしぶりに食べました。

kimchi1.jpg 一般に市販されているキムチより、ずっと辛く、舌にピリっと刺激があります。うまみが濃厚で、もうやみつきです。

 飯がうまい。うまい、うまい、うまい。
 たまりません。

 ラベルも大写しにしたかったんですが、写真がぼけてました。

 ラベルに書かれていた製造元は、キムチ亭。
 住所は、沖縄県豊見城市翁長629番地4。
 電話番号は、(098)850-5040です。

 調べてみると、このキムチ亭は有名なお店のようです。
 こちらのブログ「沖縄の風ブログ」で紹介されていました。

2006年12月13日

選挙違反だらだら

 仕事しているところと寝ているところ、どちらも別個の市議選がおこなわれました。

 田舎だからか(水清ければ魚棲まず)、事前運動、戸別訪問、(投票の)お礼と、選挙違反がふつうにおこなわれていますが、いまはネットがあるから、見境無いのはやめたほうがいいのではないかと思います。

 匿名でなにか書かれるだけなら、たんに醜聞ですむかもしれないが、ライバルに尻尾をつかまれたら一巻の終りになる可能性が高くなります。現に、仕事場のほうでは、繰り上げ当選を狙っているひとがいます。

 入れ替わり立ち替わりのうざい戸別訪問には、"選挙違反ですよ"、といってやれば、この家はうるさいよと嫌がってもう来なくなるんじゃないか。……つぎはそうしようと思います。

2006年12月12日

圏央道だいじょうぶかなー

 茨城県側は工事が進められています。
 ほかの道路がある部分は陸橋にして、そうじゃないところは土を盛って、全体が高いところを通るようになっています。

 その土盛りが、まだつくってから一年もたっていないのに崩れまくりです。台形になっている側面の傾斜がざざざーっと崩れています。そういうのがあまり間隔を置かずに何カ所もあり、現在、必死に補修しているさいちゅうです(めだつのはキヤノンの事業所があるあたり)。

 圏央道って高速道路なんでしょう?
 だいじょうぶかなと心配です。

 談合や大手が受注して下請けに分配するのはいいけれど、まともに工事できないようなところははずすべきです。仕事に対しての誇りはあるでしょう?

狂乱家族日記 番外そのいち

Amazon.co.jp: 狂乱家族日記 番外そのいち: 本: 日日日,x6suke 同シリーズの番外編4作をおさめた短篇集です。
 シリーズ初期のころの短篇という「旅行も呪いも計画的に♪」はひじょうにあっさりとしすぎてものたりませんが、その後3作はおもしろみのある作品になっています。とくに「月曜日に猫を拾う」は"狂乱"の要素をぬいて単独の短篇にしても充分いけます。
 でも、番外編はもう2、3作プラスしてボリュームたっぷりにしたほうが本編とのつりあいがとれてちょうどいいのではないかと思います。ぜひともつぎは厚ぼったい千数百円クラスの文庫本にしてください。

"狂乱家族日記 番外そのいち"
日日日
エンターブレイン(ファミ通文庫)
609円
Amazonアソシエイト

2006年12月10日

硫黄島からの手紙

 「硫黄島からの手紙」を観てきました。

 南の海の孤島で、アメリカ軍に完全に包囲され、圧倒的に不利な状況で戦った日本軍の兵士たちの生きるようすを描いています。

 「父親たちの星条旗」と同じく、戦争の表と裏を組みあわせたストーリーになっています。
 史実に基づいていますが、実在の人物(栗林中将、バロン西)もだいぶ脚色もされています(史実については→「硫黄島探訪」)。

 日本軍にあったと思われる特徴をうまくストーリーにちりばめます。
 たとえば、陸軍と海軍の対立。映画では序盤、司令官として赴任してきた栗林中将が、こんな小さな戦場でも別個に防衛準備をしていた両軍をいっしょに活動させようとする場面になってでてきます。
 それから、バンザイ突撃。これは戦い方としてはよくないことは当時からも知られていたようです。映画でも行き詰まった兵隊がむやみにおこなって生きのこりの兵をかえって危機に陥れる場面で使われています。
 そして、自決。ストーリー後半は、防衛拠点が壊滅、自決していく仲間たちから逃れていくふたりの兵士から始まっていきます。ひとりは、戦争なんてもともとイヤだったし、現状も絶望的、とりあえず命令にはしたがってはいるが……という感じ。二宮和也が演じています。奥さんもいて戦地にきてしまったのでまだ姿は見ていないけれども子どももいるという設定なのですが、童顔なのでちょっと違和感があります。もうひとりは憲兵隊あがりでガチガチに精神論を叩き込まれていますが、理不尽なことには従えないという、純朴な青年です。彼は、加瀬亮が演じています。

 精神論と合理主義の対立として、硫黄島防衛隊の指揮官たちと新しく赴任してきた栗林中将(渡辺謙)との意見の対立が映画の中で描かれます。彼は、合理主義者としてだけではなく、アメリカとカナダに赴任していた経験があり、親米派です。欧米の観客からみても親しみやすく、理解しやすく、そして、日本から見てもこういう軍人もいたのだと教師に教えられてきたものとは違う視点に立つことができるので、今、大東亜戦争・太平洋戦争を描くのに本当にいい人物だと思います。

 それから、二宮くん演じる西郷の友だちのヒゲはやしてにこやかなひとがすごくよかったんだけど、誰なんでしょう。うーん、パンフレット買っておくべきでした。

2006年12月 9日

カスペルスキーを入れてみたよ

 ウィルス検出率ナンバー1の「Kaspersky カスペルスキー」のインターネットセキュリティを入れてみました。

 今まで通りのもの(NOD32とOutpost)を更新して使いつづけてもいいんですが、新しいものでかつ性能がいいときくと、ためしてみたくなってしまいます。

 一太郎やATOKをだしているジャストシステムが日本の代理店になり、そのジャストシステムのオンラインショップのポイントがあったので1000円引きの4775円でダウンロード版を購入。

 パソコンにつないである無線LANをはずし、いままで使っていたセキュリティソフトをアンインストールしてから、カスペルスキーをインストール。

 こちらの記事「何のソフトを入れているとWindowsが重くなるのかリスト - GIGAZINE」を読んで、もしかするとパソコンの動きが遅くなるかと心配していたのですが、まったく問題ありませんでした。サクサク、軽く動くほうに入ると思います。

 設定が細かいというのもきいていましたが、とりあえず設定をソフトにおまかせすることが可能なので、初心者でも入れられますが、そこから設定を調整しようとすると、どこをどういじっていいかわからなくなる可能性があります。

 新しく入れたこともあって、全部のファイルのウィルスチェックを要求される(完全スキャン)んですが、これに結構、時間とられました。フリーソフトなどの圧縮ファイルを捨てないでため込んでいたせいです。(朝開始してほっといたんですけど9時間たったいまもまだ終わってません)。

 あと、カスペルスキーを、「かぺるすきー」と覚えてしまいました。気がつかないで、かるぺるすきーかるぺるすきーと言っています。

ああ娘

Amazon.co.jp: ああ娘: 本: 西原 理恵子,父さん母さんズ 父親ばかりでなく兄たちをも手玉にとる女の子。ネットで自分の子どもの純粋さを誇らしげに語っているお父さんたちはすっかり術中に陥っているんだろうなー。そういう子どもの生まれながらにしてずるいところもわかっていて「純粋」というのならば、たぶん、それは正しいと思う。
 西原センセー主催の娘話の投稿集。かわいらしいです。たぶらかされるお父さん、うれしいんだろうなー。

"ああ娘"
西原理恵子+父さん母さんズ
毎日新聞社
880円
Amazonアソシエイト

2006年12月 7日

日本怪談大全 第5巻 奇談の館

Amazon.co.jp: 奇談の館: 本: 田中 貢太郎 田中貢太郎の日本怪談大全、最終巻「奇談の館」はいちばん怪談色が弱い作品が集められています。奇妙なできごとが起こっても、それが破滅の方向へ行かないもの。べつにふしぎなことはなにも起きてないのにまわりが勝手にさわいでしまう、怪談を裏っ返しにしたようなもの。現実の奇人変人を取材したもの、などがあります。また、信仰的な奇跡話がおさめられた「霊異の館」の章が併録されています。

"日本怪談大全 第5巻 奇談の館"
田中貢太郎
国書刊行会
2548円
Amazonアソシエイト
bk1ブリーダー

nihon-kaidan-taizen-5.jpg

2006年12月 4日

核議論メモ

 月刊Will 1月号(ワックマガジンズ)「総力特集 ならば敢えて核を論ず」より


◆小さな国は核抑止力を持てないか。

 「日本は狭いから実験もできないし、二〜三発喰らったら終わりだというけれど、イギリスだってフランスだって狭いのに持っているじゃないか。潜在的な核保有国と目されるイスラエルは日本より広いか?」(p.85)
 (キューバ危機のとき)「そのままキューバに一発か二発かの核を起きっぱなしにしたということは有り得ると思いますね。その後、経済封鎖は続いているとしても、キューバに対してアメリカは何もできない。もしこの話が本当なら、あんな小さなキューバでさえ、核を持つことによって大国アメリカに対抗できる、ということですよ」(p.89)


◆核を持たない場合の手
 「アメリカ国防相が作成した「ペンタゴンペーパー2025」には将来、日本の取るべき選択肢は三つあると書かれている。一つ、核武装をする。二つ、日米同盟を堅固にする。三つ、中国に隷属する。」(p.96)


◆核を持たなければ撃たれない?
 「核を持たなければ撃たれない? 冗談じゃない! 持ってないのに二発も撃たれた。日常、ピストルを持っていなくても平気で撃たれているでしょう。」(p.97)


◆核武装(実験)した場合
 「インドやパキスタンは発展途上で、経済制裁しても効きません。しかし、日本のような高度な経済体制というのは、制裁を受ければ一番弱い」(p.50)
 (日本が核を持つ場合のメリットとデメリット)「メリットは発言力が高まるということですが、デメリットとしては日米安保を切る覚悟でやらなければならないこと」(p.53)

2006年12月 3日

武士の一分

 「武士の一分」を観てきました。

 子どものころ、「男はつらいよ」シリーズが苦手で5分ともたなかったので、山田洋次監督の映画はずっと敬遠してきたのですが、初トライしてみました。

 いやー、よかったです。

 まずは、カメラ位置が不必要に高くなくて好感を持てたのがよかった。いらない苦手意識が薄れました。最近はなんでもかんでも上から撮るんで、居心地悪いったらありゃしないんですが、この映画は違います。

 それから、せりふまわしがいいですね。木村拓哉演じる三村新之丞は冗談が好きで、奥さん・加代(壇れい)とのやりとりがおもしろんいんです。徳平(笹野高史)という三村家の雑役をするおじいさんがまたたのしいひとで笑いがたえません。

 毒味役であった新之丞はある日、毒にあたって倒れます。高熱からは回復するものの視力が失われました。
 不安な生活がつづき、やがて暗雲が垂れこめます。

 剣に関する部分は、藤沢周平作品らしい、凄味があります。自分は小説はまだ読んだことがなく、だいぶまえあったラジオドラマのシリーズしかしらないんですが、剣の部分はすごいですよね。単純だけれども強烈に鬼気迫る。それがこの映画にもありました。

2006年12月 2日

軽蔑

Amazon.co.jp: 軽蔑(デジタルニューマスター版): DVD: アルベルト・モラヴィア,ジャン=リュック・ゴダール,ミシェル・ピコリ,ジョルジュ・ドルリュー,フリッツ・ラング,ラウル・クタール,ジャック・パランス,ブリジッド・バルドー 「メトロポリス」「M」などで知られる映画監督フリッツ・ラングが制作中の「オデュッセイア」の脚本の書きなおしの仕事の依頼を受けたポールは愛する妻カミーユとともにローマ郊外にある映画撮影所チネチッタへとおもむく。ポールは、アメリカ人のプロデューサー・プロコシュとの会合中、妻のとの関係がぎくしゃくし始めたことに気づく。「映画とつきあい始めてから、あなたは変わってしまった」。べたべたに熱愛していた夫婦が、急激にうまくいかなくなる瞬間を描いています。

 ゴダールは良くも悪くもオタクなので、さまざまな映画や古典文学などいろいろな知識を引用して映画を組み立てていきます。
 オデュッセイアをテーマとした映画に関わっているので、オデュッセウスとその妻ペネロペ(Wikipedia:ペネロペ)の話題は、ポールとカミーユの関係に対比されます。そして、当時のギリシアの精神と現代の精神の違いも言及されます。
 映画撮影所では貼られている映画のポスターが意味深長なメッセージを送ります。

 また映画製作そのものへの皮肉もこめられいます。この中にでてくるプロデューサーは、むずかしいのは大衆は好まない、作品にもっと裸を入れろ、などと注文をつけますが、この「軽蔑」自身も、裸を入れろと注文を受け、ベッドに寝そべったバルドーの裸体のショットが後から挿入されています。

 こういったトッピングがほどこされているので、マニアのひとの衒学的な好みにも応えているし、映画自身は実は込み入ったものではなくてシンプルにストーリーが流れていくので元ネタがわからなくても充分たのしんでいけます。恋愛の映画なんですよ。もう単純に、ポールが妻カミーユに嫌われるのは当然なんですよね。プロデューサーがカミーユに気があるのでご機嫌とりのように、まるで枕営業でもしろといっているかのような態度をとるし、自分の仕事なのに君が決めろよと責任逃れのようなことまでいいだす始末。なさけないんです。

 映像は美しく、とくに色彩のセンスがすぐれています。
 演劇的な、一瞬にして切り替わる場面転換が効果的に使われています。
 ゴダールのすぐれているところは、ありのまま、ということにこだわらないところでしょう。ゴダールの若いころは、自然主義やリアリズムが主流だったようですから、その表現はとても革新的でヒップホップ的なヒーローであったように思われます。

 それから、映画の中にゴダール自身もでています。映画のクルーの中に、ねずみ色のジャケットと帽子と赤いシャツで、ちょこちょこと目障りに動きまわる、ひょろっとした男がいます。彼がゴダールです。

 この映画はゴダールの最高傑作ではありませんが、自分はいちばん繰り返し観ていて、またなんどでも観たい映画です。

"軽蔑"
監督 ジャン=リュック・ゴダール
出演 ブリジッド・バルドー、ミシェル・ピコリ、ジャック・パランス、フリッツ・ラング ほか
2625円
Amazonアソシエイト