2006年12月 3日

武士の一分

 「武士の一分」を観てきました。

 子どものころ、「男はつらいよ」シリーズが苦手で5分ともたなかったので、山田洋次監督の映画はずっと敬遠してきたのですが、初トライしてみました。

 いやー、よかったです。

 まずは、カメラ位置が不必要に高くなくて好感を持てたのがよかった。いらない苦手意識が薄れました。最近はなんでもかんでも上から撮るんで、居心地悪いったらありゃしないんですが、この映画は違います。

 それから、せりふまわしがいいですね。木村拓哉演じる三村新之丞は冗談が好きで、奥さん・加代(壇れい)とのやりとりがおもしろんいんです。徳平(笹野高史)という三村家の雑役をするおじいさんがまたたのしいひとで笑いがたえません。

 毒味役であった新之丞はある日、毒にあたって倒れます。高熱からは回復するものの視力が失われました。
 不安な生活がつづき、やがて暗雲が垂れこめます。

 剣に関する部分は、藤沢周平作品らしい、凄味があります。自分は小説はまだ読んだことがなく、だいぶまえあったラジオドラマのシリーズしかしらないんですが、剣の部分はすごいですよね。単純だけれども強烈に鬼気迫る。それがこの映画にもありました。

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