スパイダーマン3
スパイダーマンはニューヨークの英雄となり、中の人、ピーター・パーカーは充実した日々を暮らしています。その一方で、恋人MJとはまたうまくいかなくなり、親友ハリーには父のかたきと命をねらわれるように。そして、叔父をころした真犯人があらわれる……ととりまく状況は悪化していきます。
アクションは、前半はアップで高速移動する場面が連続するので、画面の激しい動きに目が疲れますが、後半、とくに終盤にはたっぷりとした広い空間をつかってみせてくれるようになります。前半はあまり集中してみないことをおすすめします。
物語は、恋愛、友情、善悪、すべて壊れかけ、物事の簡単にはいかない部分をうまくに描いています。
簡単にはわりきれない善と悪については、アメコミではあたりまえなのですが、アメリカ映画のヒーロー物ではあまり描かれることがありません。きっちりした善と悪というのは頭の中には確固としてあるのですが、実際にはそうすることはむずかしい。《キリストのいうことはぜんぶ当たってるけど、実行するのはむずかしいよね》ってずっとまえに深田恭子が歌っていました。
日本だとアニメや特撮物でも暗いテーマをあつかっていましたから、そういうもので育ってきているので、アメリカ映画のヒーロー物は子どもっぽくてつまんないんですよね。
だけど、スパイダーマンの映画シリーズは別格です。おもしろい。



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