2007年7月 6日

シュレック3

 シュレック前2作は、終盤、盛りあがりを欠いたまま急ぎ足にエンディングをむかえてしまい、物足りなさがあったのですが、今回は最後までしっかり描かれています。

 シュレックのライバルであるチャーミング王子が、おとぎ話の悪役キャラたちを言葉巧みに誘って、王国の乗っ取りを謀ります。
 おとぎ話の中の負け組に光を当てています。
 これは1作目から共通するテーマで、 シュレック自身も、負け組に属するキャラクターです。だれからも忌み嫌われ、通常なら、物語の主人公に倒されてしまうことになる怪物です。その彼が囚われのお姫さまを助けて王様に?! という逆転ストーリーです。
 といっても、シュレックは見た目は怪物ですが中身は善良で、ライバルのチャーミング王子は自分は主人公なんだと偉ぶっているいやな男で、陰でいろいろと悪いことをしています。見た目や立場で悪そう、あるいは正しいそうに見えても、じつは違っていることがたくさんあるんだよ、と作り手はいいたいわけですね。これって、けっこうふつうのテーマなんですが、子ども向け作品では相変わらず、正義と悪の物語、まるで子どもたちをブッシュのいいわけをそのまま鵜呑みにしちゃうような人間に育てようとしているみたいです。そういうところを皮肉って笑いにしています。かつ、世の中には裏と表があることをリアルに描き、そこで強く生きるやり方を教えてくれているのだと思います。


 この3で、ストーリーはまとまった感じがあるので、4は、うーん、ないのかな〜?

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