スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ
何週前だか忘れましたが、観てきました。
平家の隠れ里にあると思われる秘宝をめぐって、平家と源氏の末裔が争うというお話ですが、マンガチックです。いんちき時代劇、かつ、いんちきウェスタン。そういうテイストのマンガにあるの"熱"がこの映画にもありました。おもしろいです。無茶だけどすごい。そのすごさに打たれるわけです。
監督は、三池崇史。どう考えてもだめだろうと思われるいいかげんな企画にのっかって、意外なヒットを飛ばしてきたり、みごとカルト映画に仕立てたあげたりする強者です。
三池崇史というと、過去に、モンティ・パイソンというイギリスのお笑い番組がやたら日本で持ちあげられていたころ、彼が他の人たちとちがう視点でこの番組を評価していたことを思いだします。
モンティ・パイソンは、笑いどころがわからないギャグが多かったんですが、その部分をことさらにとりあげて、あれは"高尚"な笑いなんだというのが一般によくいわれていたことでした。
一方、三池崇史はぜんぜんそんなことはいいませんでした。彼が言っていたのは「ここには映像表現の方法のすべてがある」「オレの教科書はこれだけ」でした。
おーっと思いましたよ。
そういわれてみると、たしかにギャグはわからなくても、映像はおもしろくて、それなりに見ていられた記憶があります。
映画監督になるひとの視点ってちがうんだなと納得させられるできごとでした。
ちなみに、モンティ・パイソンのよくわからないギャグは、そこに住んでいるひとならすぐに察することができてニヤニヤてしまう"ご当地ネタ"だそうです。部外者にはわからなくて当然。しかも、いわゆる"高尚"といわれるギャグではなくて、"ベタ"な笑いです。うーん、"高尚"とかいってたひとは、なにを見ていたんでしょう?



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