2008年6月11日

アフタースクール

 週末、『アフタースクール』を観てきました。

 中学のころからの親友と連絡がとれなくなり、翌日には、探偵らしき男が親友を探しに来る。探偵らしき男と親友の行方を追っていくと、意外な事実が......といった感じで始まります。過去と現在と、僕らは変わってしまっていて裏切られてしまうのか? この事件の結末はどうなるのか? はらはらどきどきさせられました。
 物語の骨組みはハードボイルドっぽいシリアスな要素でできているんだけど、たっぷりとユーモアがもりこまれて語り口は軽快です。緊迫感はとぎれることなく、見ている場面の印象が二転三転する形でどんでん返しがあり、ラストまで存分に楽しませてくれます。
 後味もよく、仮にちょっとひねちゃってる「探偵みたいな男」に共感してしまったとしても、毒気を抜かれ、すっきりした気分になれます。

 DVDがでたら、絶対買って、手元に置いておこうと思います。満足でした。

 ストーリーテリングの技術としては、結末を「ずらす」テクニックがうまくつかわれていました。謎解きの手がかりから結末へと導くとき、手がかりが少なかったりして謎解きが不充分に思われる状態になるときがありますよね。そのとき、ふたつめの結末を用意しておき、いやいやそっちじゃなくてほんとはこっちなんだよと二段階で落とす方法です。ひとつめの結末では、そうなのか、それって甘くないと思っているところへ、もうひとつもっとしっくりくる結末をバーンとしめされると、おお、そうだったのかと納得してしまうんですね。それが本当にきっちりかっきり論理的に作り上げられてなくても。 

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