2009年2月23日

28週後‥

Amazon.co.jp: 28週後... (特別編): ファン・カルロス・フレスナディージョ, ロバート・カーライル, ローズ・バーン, ジェレミー・レナー, マッキントッシュ・マグルトン: DVD 『28日後...』の続編にあたります。前作の監督はプロデューサーにまわっています。舞台、設定は継承されていますが、登場人物は一新されています。

 この映画はジャンルとしては、ゾンビ映画の範疇にはいりますが、ここにでてくるゾンビは「動く死体」ではなく、「生きた人間」です。凶暴性を極端に発露させてしまう特殊なウィルスに感染してモンスターになってしまいましたが、あくまでも人間です。
 まだ感染していない人間を見つけると猛スピードでかけだして襲いかかります。この「走るゾンビ」の恐ろしさは前作『28日後...』で大きな話題になりました。
 感染者は、怒りの感情以外なくなってしまっているため、人に噛みつくことで少しは胃になにか入るのでしょうが、通常の食事といえるものをしなくなっています。そのため放っておけばやがて餓死してしまいます。
 映画の舞台はイギリスです。イギリスは完全に隔離され、感染者の全滅が待たれました。
 28週後、ついに安全宣言がだされ、首都ロンドンから再開発が始まります。
 
 主要登場人物のひとり、ドン(ロバート・カーライル)は、ウィルス感染と感染者から逃げおおせた生存者で、再開発事業では重職についています。オープニングのストーリーで見ることになりますが、彼は感染者に襲撃を受けた際に、妻を見捨ててきてしまったという秘密を隠しています。ウィルス発生時、スペインに旅行へいっていた、ふたりの子供がイギリスに帰ってきてようやく再会することができましたが、本当のことは話せませんでした。
 子供たちは、母親がなくなった場所をみようと、ドンに内緒で出かけていきます。そして、物語は展開します。

 妻を見捨ててしまったドンの心情が軸になるはずなのですが、あいまいなまま、あっさりと終わってしまうのが、ちょっと不満でした。食べたりない気分です。
 ドンの妻も結果的に選択ミスをしてしまっているのを考えると、うーん、これでもいいのかな、とも
"今は"思えるのですが。
 これが映画ではなく小説だったら、うまく結末がすっきりおさまったのかもしれません。映画は場面がいつも動いていて、他のところにすぐ行っちゃうから、印象の重ねあわせはむずかしいですよね。
 選択ミス、といえば、主要登場人物の多くがけっこうミスをしています。未来はみえないから、良かれと思ってしたことが後で惨事をまねきます。
 うーん、ゾンビ映画って、情緒あるねー。

"28週後‥"
監督: ファン・カルロス・フレスナディージョ
出演:ロバート・カーライル、 ローズ・バーン、ジェレミー・レナー ほか
3900円
Amazonアソシエイト

2009年2月19日

アニメの○○○○製作委員会

 アニメのオープニングやエンディングにでてくる「○○○○製作委員会」というクレジット、これを最初に見たときは、アニメ業界の流行で、カッコつけ
グループの名前をカッコつけで「委員会」としたんじゃないかと勝手に思っていました。
 悪い例えですが、カルト宗教が自分たちの組織の部署を「なんたら省」と大袈裟な名前をつけているのとおなじ、自分たちのグループに○○○○委員会とつけたのが始まりで、それがアニメ業界全体の流行にでもなったんじゃないかと想像していたわけです。

 そんないいかけんな認識のまま、ずっとここまで来ていたんですが、よく見に行くおもちゃマニアなサイト・スタジオ・アイアンギアさんの掲示板に、アニメーターさん(原画家)による解説があり、ようやくそれがなんであるかを知ることができました。

 当の書き込みはすでに流れてしまったので(去年の10月ぐらいだったから。すまん、すぐに書くつもりがこんなになって)、記憶の範囲で内容をざっと書いてみます(: 内容に間違いがあれば、私の記憶違いによるものであり、文責はもちろんすべて自分にあります)。
 
 「○○○○製作委員会」とは、スポンサーの集まりです。スポンサーの投資に対する見返り(リターン)は「著作権料」となります。著作権料がリターンになっているため、直接アニメに関係がない企業もスポンサーとして加われるようになりました。

 以前、アニメのプロデューサーがニコニコ動画などにアニメが無断でアップロードされることをネットラジオで痛烈に批判したことが話題となりました(→ アニメ制作者がネットラジオでニ○○○動画を痛烈に批判 - GIGAZINE)。ネットでは、アニメの宣伝になるんだからいいじゃないか、とか、のんきなことをいっていたひともいましたが、こんなふうに資金を調達しているプロデューサーの立場になってみれば、無断アップロードを認めるわけにはいかないのがわかります。

 この「製作委員会方式」が始まったのは「エヴァンゲリオン」が最初だといわれていて、それまでは、おもちゃメーカー、レコード会社がスポンサーになっていましたが、なかなか制作費が集まらず、この方式が生みだされました。
 当たりはずれが大きいアニメ作品に対して、リスク分散できるというメリットがあり、また「広告代理店」が参入してきたことによって、この方式は定着します。

 「製作委員会方式」の現在見えてきた欠点としては、オリジナルが作られにくくなったこと、ヒットした作品の後追いが多くなり類似作品が増えたこと、人気がある監督、声優に偏りがちであることがあげあられています。
(個人的には、この欠点は、ショービジネスには結局のところついてまわる事態のような気がします。江戸時代の芝居だって、集客力のある売れっ子が多用されたりしてますから。演技より、顔だったりね)。

 ちなみに、「製作」と「制作」という言葉はつかいわけされていて、「製作」は著作権を有する側、「制作」はそれを有さず仕事としてたずさわっている側なのだそうです。

2009年2月12日

まりあ†ほりっく

Amazon.co.jp: まりあ・ほりっく 1 (1) (MFコミックス アライブシリーズ): 遠藤 海成: 本
 全寮制ミッション系女子学園に転入してきた"宮前かなこ"さんがつっこみ所満載の事件を巻き起こし巻き込まれるコメディシリーズです。  主人公のかなこさんは、妄想癖があり、かわいい女の子に興奮しまくる、アグレッシブなアホの子で、かつコミックスの表紙に登場させてもらえないなど、かなり幸薄い存在にされており、あらゆる地雷を踏みまくります。

 これまででているコミックスをいっぺんに読んでみた感想は、1,2巻はおもしろく、3巻で失速――これは学校の先生である若い男性神父がメインとなる話があるのですが、これまでの人物関係をおさらいするだけのような内容で、それもけっこう話数をひっぱるため、退屈に感じられたからです。まとめ買いしていなかったらこの巻で読むのをやめていたかもしれません。しかしながら、4巻で盛りかえします。ギャグも、シリアスも冴え渡り、続きも楽しみになりました。(でも、キャラとしての神父さんは、かなこになんか似ていておもしろいやつなんですよね)。

 今後は、サブキャラをひとりひとりもっと描いていってほしいな。これまでもちょっとずつはあったんだけどもうすこしずつ、秘密がなくならないていどにもうすこしずつ見てみたいんです。

Amazon.co.jp: まりあ・ほりっく 2 (2) (MFコミックス アライブシリーズ): 遠藤 海成: 本
Amazon.co.jp: まりあ†ほりっく3 (MFコミックス アライブシリーズ): 遠藤 海成: 本

Amazon.co.jp: まりあ・ほりっく 4 (4) (MFコミックス アライブシリーズ): 遠藤 海成: 本

"まりあ†ほりっく" シリーズ
遠藤 海成
メディアファクトリー
各500円
Amazonアソシエイト

 作者さんのお声をネットラジオで聴きました。番宣のネットラジオで、パーソナリティの誕生部のケーキを持ってくるプレゼンターとして登場。おしゃべりもだいぶいけるようです。
まりあ†ほりっく Webラジオ「天の妃放送部」第6回放送
(アニメイトTVのサイトはまた、やたら重くなってきちゃったね)。

 作者さまご自身のblogでご尊顔を拝することもできます。→ そんなにっき。(仮)