28週後‥
『28日後...』の続編にあたります。前作の監督はプロデューサーにまわっています。舞台、設定は継承されていますが、登場人物は一新されています。
この映画はジャンルとしては、ゾンビ映画の範疇にはいりますが、ここにでてくるゾンビは「動く死体」ではなく、「生きた人間」です。凶暴性を極端に発露させてしまう特殊なウィルスに感染してモンスターになってしまいましたが、あくまでも人間です。
まだ感染していない人間を見つけると猛スピードでかけだして襲いかかります。この「走るゾンビ」の恐ろしさは前作『28日後...』で大きな話題になりました。
感染者は、怒りの感情以外なくなってしまっているため、人に噛みつくことで少しは胃になにか入るのでしょうが、通常の食事といえるものをしなくなっています。そのため放っておけばやがて餓死してしまいます。
映画の舞台はイギリスです。イギリスは完全に隔離され、感染者の全滅が待たれました。
28週後、ついに安全宣言がだされ、首都ロンドンから再開発が始まります。
主要登場人物のひとり、ドン(ロバート・カーライル)は、ウィルス感染と感染者から逃げおおせた生存者で、再開発事業では重職についています。オープニングのストーリーで見ることになりますが、彼は感染者に襲撃を受けた際に、妻を見捨ててきてしまったという秘密を隠しています。ウィルス発生時、スペインに旅行へいっていた、ふたりの子供がイギリスに帰ってきてようやく再会することができましたが、本当のことは話せませんでした。
子供たちは、母親がなくなった場所をみようと、ドンに内緒で出かけていきます。そして、物語は展開します。
妻を見捨ててしまったドンの心情が軸になるはずなのですが、あいまいなまま、あっさりと終わってしまうのが、ちょっと不満でした。食べたりない気分です。
ドンの妻も結果的に選択ミスをしてしまっているのを考えると、うーん、これでもいいのかな、とも
"今は"思えるのですが。
これが映画ではなく小説だったら、うまく結末がすっきりおさまったのかもしれません。映画は場面がいつも動いていて、他のところにすぐ行っちゃうから、印象の重ねあわせはむずかしいですよね。
選択ミス、といえば、主要登場人物の多くがけっこうミスをしています。未来はみえないから、良かれと思ってしたことが後で惨事をまねきます。
うーん、ゾンビ映画って、情緒あるねー。






