ステージガールズ

大物お笑い芸人の圧力をうけ、デビュー直前に解散の憂き目をみた女の子二人組のお笑いコンビ「ステージガールズ」。その復活を目標に再始動した二人の活躍が描かれています。
主人公は2巻目の表紙のクール系長髪の女の子、ガキさんこと福本茂世。つっこみ担当で、ネタ作りに長けています。負けん気が強く、それが災いしてコンビ解散にまでなってしまいました。もちろん、相手が悪いんですが、うまくかわす手もあったはずです。その場の状況判断がうまいお笑い芸人なんですから。結局、コンビ解散、相方を生かすのを条件で自分はお笑いから身をひくことになりました。
ステージガールズのもういっぽうは亀野歩美。愛称はカメちゃん。舞台上をつねに活発に動いていられる元気な子で、笑いの勘所をはずさず、停滞しはじめたトークをふたたぶうまく転がせる天才的なボケ芸人です。ステージガールズ解散後は、あたらしい相方と「ドルフィンズ」というコンビを組んでいます。このドルフィンズも圧力をうけ、ステージガールズ同様つぶされようとしています。
ここまでと、ステージガールズ解散の回想を含めてが1巻目に納められています。かなり密度濃く充実した内容です。
2巻目では、カメちゃんと相方さん(ガキさん)の交流が描かれます。ガキさんは、お笑いに特に興味があるわけではなく、芸能界で売れるための手段としてお笑いをやっているので、活動に身が入っていません。それでも、お笑い大好きで才能もあるカメちゃんといっしょにお笑いをやっているうちに楽しさを感じるようになってきます。しかも、そのカメちゃんに、お笑いが目標ではないのをしっかり見透かされていたこともわかってきます。中途半端な彼女が目覚めていきます。青春ですね。青春ドラマをしっかりと味あわせてくれます。
同時に、この巻では、ステージガールズをつぶした大物芸人が所属するお笑い最大手のプロダクションが主催する漫才コンテスト「マゼコン」に、カメちゃんらのコンビが招待を受けます。罠とわかっていますが、テレビ放映されるこのコンテストで(優勝はせずとも)人気をつかめれば、視聴者やスポンサーが味方になってくれる。ここで参加を見送ってもどうせじりじちとつぶされていくんだったら勝負にでよう、と決意します。
それにあわせて、シゲさんも活動を再開。相方をみつけて、マゼコンへの参加を狙います。
で、ここまでが2巻。そして3巻はマゼコンでの決戦となります。ふたりの活躍は? マゼコンに仕掛けられた罠とは? むー、わくわくします。楽しみでなりません。


