参議院なんかいらない
元参議院議員で論客としてならしたベテラン3人による対談です。理屈よりもまず実際にあったできごとが語られ、いまだから話せる裏話やスキャンダルもちりばめられ、とてもおもしろく読んでいけます。たのしみながら、一般的な報道では見えてこない政治の実情を知ることができる読み物になっています。
小泉純一郎によって殺された参議院。郵政民営化法案が参議院で可決されなかったら衆議院を解散する、という、議会軽視、手続き無視によって、選挙を行い衆議院で3分の2以上の議席を確保し強大な力を得ました。
手続き無視ってことは、民主主義を無視ってことなんだよ?
なんでこんな人がまだ人気者なんでしょう? 完全に独裁者ルートですよね。しかも、大企業のための政策ばかりですよ。むち打たれてひーひー言わされてキャーキャー歓声あげてるなんて、ホント、どんだけだよと思う。
だめになったとはいえ、そんな参議院を、どうにかしようという提言も後半になされています。
小泉政治のような、わーっと流されていってしまう民主主義の欠点を補う役割、政治のプロとしての役割(子供の無駄遣いなどをたしなめる親のような存在。みんな楽しい方がいい、難しいより簡単な方がいい、好きなことだけしたいからね。でもそれだけじゃあダメになっちゃう、それをいわなければいけないひとが必要なのだ)をどうしたら担うことができるのか。
理屈は考えて言ったりできるけど、具体的にいまの参議院をどうしていったらいいかを言うのは難しい。そのためのよい参考資料になると思います。



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