2010年6月23日

Amazon Quick Affiliate に<span>を取り除く処理をつけくわえる

 Amazonアフィリエイトのタグ作成スクリプト『Amazon Quick Affiliate (JP)』を愛用しております。

 Amazonに仕様変更があったのか、商品名のところに<span>で文字列に対する指定が付けくわえられていることがあります。

 たとえば、
"狂乱家族日記 九さつめ (ファミ通文庫) [文庫]"
 という商品名は、
"狂乱家族日記 九さつめ (ファミ通文庫) <span style="text-transform: capitalize; font-size: 16px;">[文庫]</span>"
 となっています。

 自分のところではこのタグはじゃまなので、取りのぞく処理を付けくわえました。

 スクリプトの100行目を書き換えます。

        var title = document.getElementById('affiliate_title').value;

 これを、

        var title = document.getElementById('affiliate_title').value.replace(/<.+?>/g,"");

 にします。
 行末のvalueのあとに.replace(/<.+?>/g,"") を付けくわえるだけです。

 spanタグだけじゃなくて、タグに囲まれた[文庫]までも取りのぞきたい場合は変更点を、.replace(/\s?<span.+?span>/g,"") にすると、spanタグの始まりからspanタグの終わりまでごっそり削除してくれます(spanタグの前に空白があればついでに削除します)。

と思ったら

 仕様がもとに戻ったみたい。ほっ。
 と思ったけどそうでもなかった。

2010年6月15日

日本外交史概説

日本外交史概説 日本の外交の歴史を幕末から現代(湾岸戦争)までざっくりと読んでいける本です。
 概念を説明する第1章は正直つまらないのですが、それ以降の歴史の記述に入っていくとおもしろくなります。第1章は最後にふりかって読んでみるのが正解でしょう。

 傾向として、日本に対して批判的ですが、日本の外交をあつかっているのだし、学校のテキストとしてつかえるものとして書かれているので、批判的に見ていくのは当然だとは思います。でも、他国あっての外交なので、日本だけがダメといわれるのは公平ではないかなとも感じました。とくに戦時中の行為に関しては短いながらも辛辣に批評するのですが、他国の同様の行為に対しては「外交手段」としてスルーです。どこかにあるかもしれない架空の星の上にある国々の歴史をあつかうかのように、ドライに接してもらったほうがよかったように思います。

 といいながらも、戦時中は、欧米の植民地化からアジア諸国を解放する方向を徹底的につらぬいていっていれば同じ敗戦でもだいぶイメージが変わってアジア外交ももっとしやすくなっていたのではないか、とは思うけれど。
 欧米と同じ立ち位置をとってしまったのは失敗でした。本を読んでいくとわかりますが、史実よりうまく立ち回っても、けっきょく日本は追いつめられて戦わざるを得なくなっていただろうから、せめて破れたときに傷ひとつない大義を掲げられていれば光り輝いていられたでしょう。

 それから、日本国民は意外と戦争に対して(というか他国に対して)「行け行け」でした。日露戦争のときそうだった、というのは本で読んだことがあったんですが、もっと前からそうだったようです。

"日本外交史概説"
池井 優
慶應義塾大学出版会
Amazonアソシエイト

2010年6月 6日

グラーグ57

グラーグ57〈下〉 (新潮文庫) (文庫)グラーグ57〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
 以前紹介した『チャイルド44』の続編になります。  物語の舞台となっているソ連では、それまで恐怖政治で国を治めていたスターリンが亡くなり、後継者にフルシチョフがついています。そのフルシチョフは、スターリンのやり方を批判し、これまでの政治は間違いだったと主張します。スターリンに従ってきていた国家機関の各部署の幹部たちは失脚。生き残ることができた政治犯は釈放されていきます。  そんな中、主人公レオが、これまでつとめていた国家保安局の元メンバーがつぎつぎに殺害されていく事件が起こります。かつて不当な理由で捕まり、国家反逆罪の烙印を押され、地獄の苦しみを味あわされた者の報復が始まったのでした。

 とてもおもしろく、読むのが遅く、飽きっぽい私がかぶりつきになって、二日で読み終えてしまいました。
 推理小説が持つようなサスペンスの味わいは前作よりも薄くなり、冒険小説ぽいテイストが強くなっています。
 難を強いてあげるなら、結末の付け方が、軽い気がします。ずっと大変な目に遭わせられてきたのでハッピーエンドなのは適切な選択なのですが、ちょっと軽くて、最後の最後で肩すかしを食らわされたようになります。
 このシリーズは3部作で、次回完結ということなので、オーラスの収め方にも期待です。

"グラーグ57"
トム・ロブ スミス
新潮文庫
上下各700円
上巻 Amazonアソシエイト
下巻 Amazonアソシエイト