狂乱家族日記 九さつめ
前回で、クラゲさんこと月香が持てる力を使い果たしてしまい、そのため今回は赤ちゃんになってしまった月香とそれになじめない優歌というのを物語のタネにしたお話です。
優歌は、鬼と評される非情な一族の生まれで、一族の最年少者はおもちゃがわりに皆からいたぶられる掟(おきて)のもとでいじめられ続けていた女の子です。月香が妹的な立ち位置につくと、優歌はむしょうにイライラして月香をいじめたくなってしまいます。
子どものころDVを受けていたひとが親になると子どもに暴力をふるってしまう悪循環を想起するエピソードです。
それにくわえて、これまで月香のひとりごとのなかにでてきた人物「泪雨夜」「朝夜」が過去エピソードとして登場します。ここには「閻禍」もでてきます。ただしふつうの青年として。人々をころしまくった怪物だったはずなのに? という楽しみな「終幕の序章」になっています。



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