2004年12月29日
2004年12月15日
戦争報道の内幕
民間の記者による戦場取材がはじまったクリミア戦争からベトナム戦争(インドシナ戦争)終結までの120年間、ジャーナリストたちがどう行動してきたのかをふりかえり、政府、軍による規制、検閲とどうたたかったのか、あるいはどう馴れあってきたのか。どのようなスタンスで報じてきたのか、を検証しています。
たくさんの隠された・隠されそうになった事実があります。原爆被害も一ヵ月間報道されなかったというのだから。放射線障害の事実を隠そうとしていたようです。これが隠されてしまっていたら、まだ何発もの原爆が使用されていたでしょう。
類似点もみえてきます。
日本は全体主義的な国民性があるといわれることがあります(全体主義というのはひらたくいえば、個人よりも国家が大事というもの)。またはひとつの考え方価値観にこりかたまってほかをみとめない群衆性、いわゆる〈ムラ〉。
でもこれは日本の特性というわけではなく、どの国も似たような状態で戦争へ突入しています。歴史をふりかえるまでもなく、イラク攻撃前・渦中のアメリカをみるだけでも察しはつくと思います。
これには、もうひとつのべつの面がありまして、戦争をしているはずの国民の多くが、その戦争のことをほとんどしっていなかったことがあります。今回のイラク戦でもそうですが、その関心のなさが、ブッシュ再選へとつながっています。投票する際の関心事は、戦争でも経済でもなく、モラルだったそうです(J-R.COM メールにお返事 2004/11/4 参照)。
あまりしられてはいませんが、戦前の日本も、みんなが国家のために天皇陛下のためにと思って行動していたわけではなく、国民の大部分は無関心。よくわからない。ただ事態にながされていっただけだったそうです。
書いてある事柄が多いので、読み終わるのにけっこう時間がかかるかもしれません。
あと、訳文にちょっと変なところがありました。「〜が」の使い方です。「Aだったが、B」と書いた場合、AとBはだいたい意味が反することを書きます。ウルトラマンは正義の味方だが、その活動中にビルをいくつも壊している、みたいに。それが、ウルトラマンは正義の味方だが、悪い怪獣を何匹も倒した、みたいな文章が3カ所ぐらいあるんです。読んでいて、??となります。読みやすい文章なので残念です。



