2005年1月23日

スヌーピーとチャーリー・ブラウン

子どものころ楽しみにしていたアニメはただひとつ、NHKで不定期にやっていた「スヌーピーとチャーリー・ブラウン」です。
食らいつきでテレビをみていたことを思いだします。
コミックスも図書館で借りて読んでいました。谷川俊太郎さんの訳ででしたが。

そんな「ピーナッツ」のシリーズが、年代順に完全版で刊行されています。ぜんぶでるまで12年かかるらしいです。日本版はまだでていません。買おうか買うまいかちょっと悩んでいます。

156097589X.01.MZZZZZZZ.jpeg1560976144.01.MZZZZZZZ.jpeg1560976470.01.MZZZZZZZ.jpeg

好きなキャラクターはライナス。自分が女だったら彼にアタックします。将来はどっちにころぶかわからないけれど、それはそれでいいや、彼がいえれば、と思わせる魅力をもっています。チャーリーはだんなにはものたりないけれども、だんなの友だちだったらかなりいいと思う。ネックは、やっぱり姉さん、ライナスのお姉さんですよ。

2005年1月19日

失踪HOLIDAY

shisso-holiday.jpg乙一さんの「失踪HOLIDAY」。
短篇「しあわせは子猫のかたち」と中篇「失踪HOLIDAY」による作品集です。

「しあわせは子猫のかたち」は、ひとづきあいが極端に苦手な青年が大学進学の際、ひとり暮らしをはじめた家でそこで強盗に殺された女の子の幽霊にあう。言葉が交わせるわけでもなく、すがたもみえない。でもいるのはわかる。爪切りをさがしていると、いつのまにかテーブルの上においてあったりする。そのうちいたずらをしかけられたりしだす。ほのぼのムードで進行します。ひとのぬくもりにはじめてきちんと接したのに、あいてはもう生きていないというのがやっぱり切ないです。

「失踪HOLIDAY」は、猪突猛進な女の子が主人公。母親の再婚で大金持ちの娘になったけれども、その母親が病死。義理の父親はそんなことになっても本当の娘のように接してくれる。やがて父親は再婚。血のつながりがぜんぜんない主人公の女の子は不安感からとても居心地が悪い。父親の再婚相手とは衝突。ある日のケンカのあと、むかっぱらおさまらず衝動的に家をとびだす。家出さきはおなじ敷地にある使用人たちが住んでいる建物。近くから観察をつづけていたが、家族団らんな光景をみて、さらに暴走。自分が誘拐されたことにして脅迫状を送りつけた。
うってかわってドタバタコメディ。きっちり、仕掛けつき。ここぞというところで一気にシリアスに収束するところはみごとです。
犯罪がおこなわれているんですが、あまりふれられずに終了します。きみ(主人公)はそれでいいのか、とつっこみをいれたくなりましが、この子の性格からすればいいんでしょうねー。

"失踪HOLIDAY"
乙一
角川スニーカー文庫
580円
Amazonアソシエイト

2005年1月 8日

英才教育入門(父の文章教室)

4087202720.09.MZZZZZZZ.jpeg学校ではまだひらがなを習ううぐらいの小学一年生に文庫本をあたえ読んで感想をいえという。作家である著者が父親からうけた無謀な英才教育。
その思い出を語るエッセイだから、さぞかし殺伐とした内容と思いきや、作者の性格なののらりくらりと子ども時代のたのしかったことなどが書かれ、ほのぼのとした印象をうけてしまいます。
語りたくない思い出であるというから、その影響が強いのでしょう。

文章読本のような文章を学ぶ教育書にはなりません。文章を生業としている人間の心構えは学べます。

あとは英才教育についてですね。子どもも将来なにかにしたいとちょっとでも思っている親が読むのにはいいでしょう。

それから親が嫌いなひとむけでもあります。

このお父さんつわものです。五十にして定職に就かない。小説家志望だったから。
へへへ、俺は小説家になったぜー、あんたがなれなかった小説家にねー、という感覚が小説を書く原動力になっているのはたしかだと作者は心をうちあけます。
子どもにあたえる歪みが吉とでるか凶とでるか。チャレンジしてみます?

"父の文章教室"
花村萬月
集英社新書
714円
Amazonアソシエイト