公明党・創価学会と日本
こちらで紹介した「公明党・創価学会の真実」とペアで出されています。
「公明党・創価学会の真実」で書かれなかった、与野党伯仲時代(昭和47年から平成3年)、消費税〜リクルート事件〜湾岸戦争と揺れ自民党・社会党体制が崩れる時期をより詳細に記したものです。このとき、著者の平野さんは衆議院事務局の役人です。公明党へのアドバイスは、国会の状況分析から、とるべき行動まで、もはや軍師的な立場になっています。当時の日記、メモから再構成されたもので、国会運営の裏側がよくわかります。
本書での公明党・創価学会批判は序章と終章のみで、本編とはスタンスが異なっていて、そのため内容が直接にはつながっていません。本編部分は"民衆の救済"のために輝いていたころの公明党です。
「公明党・創価学会の真実」と二冊で一冊という感じもします。もともとは一冊の本にする予定だったのかもしれません。記録と批判でふたつにわけた構成ほうがよかったような気もしますが、でもそうすると批判の方だけ"つぶされ"てしまうんでしょう。
公明党批判だけではなく、政治家の国会での行動の全貌がよくわかるので、かなりおすすめです。
たとえば、自民党単独の強行採決がありますが、こんなのはニュースみているかぎりでは、"横暴"、"ひどい"というだけの感想をいだくとおもいますが、じつは野党側もそれは織り込み済みなんですね。かつての野党はそのあとに配られるお金を期待してわざと議論を紛糾させたりしていたそうです。そういうひどいものでなくとも、支持者にいいわけできるだけの意見を通して、あとは自民に強行採決させてしまうという手もあるわけですよ。
政治を知りたい中高生にもいいと思います。





