2005年9月26日

サラ、いつわりの祈り

4902088746.01._PE0_SCMZZZZZZZ_.jpgはじまりは痛々しい。まだ小さな子どもジェレマイアはやさしい養父母のところから本当の母親サラの手にわたる。どうみても子どもを育てられる人間ではない。ジェレマイアを自分の物とは思っているが、気分にまかせてつらくあたる。
定職に就かず、男を換え、車で放浪生活。やがて、ジェレマイアに性的倒錯と自虐願望が芽生える。サラは覚醒剤が影響しているのか精神をおかしくしていく。すべて作者の分身でもあるジェレマイアの視点で語られています。
痛々しくはあるけれども、ある意味ふつーなドメスティックバイオレンスの小説が、ジェレマイアとサラがおかしくなっていくあたりから奇妙な美しさを感じさせるものになっていきます。そうなってからがおもしろいです。
連作短篇集ということではじめのほうは各エピソードが時間経過的につながっていますが終盤はとびとびになっています。

"サラ、いつわりの祈り"
J.T.リロイ
アーティストハウスパブリッシャーズ
1050円
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2005年9月20日

GIRLS

4900785296.01._PE0_SCMZZZZZZZ_.jpgスーパーモデルのジェマ・ワード(Gemma Ward)を巻頭に、そのほか日本の注目のモデル多数が紹介されています。撮り下ろし写真はすべて蜷川実花! ファッション雑誌「WWD JAPAN」の別冊です。これは蜷川実花さんの写真集といってもいいでしょう。

アマゾンでは品切で、ユーズド商品がプレミア価格で売られていますが、ほかでさがせばまだ定価で手に入ります。自分は紀伊国屋BookWebでした。書店をさがしてもまだまだ見つけられると思います。

2005年9月19日

大東亜戦争の真実—東條英機宣誓供述書

4898310834.01._PE0_SCMZZZZZZZ_.jpg開戦時に総理大臣であった東條英機が、極東国際軍事裁判(東京裁判)にでたときに作られた宣誓供述書です。

これまで東條英機は日本を戦争に引きずりこんだ張本人として語られ、悪人のイメージが強かったのですが、読んでみると、世の中で語られている人物像とちがっていると感じました。また戦争へといたる道筋も、これまで聞いてきたこととちがっていました。

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