後藤繁雄「スキスキ帖」
編集という仕事でクリエイティブな活動(雑誌、本づくり)をしている後藤繁雄さんのサイトで連載されたエッセイ・日記をまとめたものです。
食べ物の話はのきなみおもしろい。フルーツに眼がないようです。大阪にある手作りのミックスジュースのお店。ミキサーに手づかみで氷をいれて、桃をナイフでカットして、缶詰のみかんn、コンデンスミルク、ジュース、卵の黄身、そして謎の蜜を入れる。うまいんだそうですよ。おいしそうでたまらなくて、はうう、となってきます。
それから、どこかに書いてあったんだけど、それがどこだか見つからない(「ぼくはいやだ」のところかと思ったけどそこにはなかった)。"叱る"ということについて、それが表面的なものなら、それは"嘘(うそ)"をついているんだっていうようなことが書いてありました。いばって批判しているくせに、いつまでもくりかえしくりかえしねつ造・情報操作の事件を起こす朝日新聞だとか、まるっきり嘘つきだよね。自分の父親もそうだな。子どもを叱るとかいって、ひとに文句つけてることはぜんぶ自分が持ってる欠点だし、殴ったり怒鳴ったりしてるのもしつけじゃなくて、外でイヤなことがあったのを女や子どもを怒鳴りつけて殴り倒して憂さを晴らしていただけだったし(理不尽だし、こないだいってることと反対のことをしろといわれたり、こちらはとまどうしかなかった)。なんだ、ただの嘘つきだったのか。後藤さんの文章を読んで、心が軽くなりました。
それから、自分が好きなオリバー・サックスの「火星の人類学者」を、後藤さんも好きだと書いているのをみつけてうれしくなったり。
はじめての後藤繁雄さんだったら、この本からはじめないで「独特老人」とか「skmt」「僕たちは編集しながら生きている」などのほうがいいかも。












