2007年7月22日

舞妓Haaaan!!!

 うひゃー、おもしろーい。

 強引に突き進む爆走お笑い展開と、切ない恋模様。
 たっぷり楽しませてくれます。

 主人公は、大の舞妓好き。舞妓さんのファンサイトを作っています。そんな彼のサイトのBBSに煽りの書き込みが繰り返されます。本当は"お茶屋遊び"をしたことないんだろう?って。
 煮えに煮えたぎった主人公は"お茶屋"を目指して猪突猛進していきます。

 主人公のサイトに書き込みをした男は、ストーリー全般で主人公のライバルとなるのですが、なぜ書き込みをしたのかが本編であきらかにされません。ふたりに密接にからんでくる舞妓の"駒子"さんの写真が主人公のサイトに載せられていたからなのかなー? サイト自体が有名だったからという設定なのかもしれません。

2007年7月19日

夜よ、こんにちは

Amazon.co.jp: 夜よ、こんにちは: DVD: マヤ・サンサ,ルイジ・ロ・カーショ,ロベルト・ヘルリツカ,ピエル・ジョルジョ・ベロッキオ,パオロ・ブリグリア,ジョヴァンニ・カルカーニョ,マルコ・ベロッキオ 学生らが共産主義運動をさかんにおこなっていた1970年代に、イタリアで"赤い旅団"を名のるグループが、キリスト教民主党の党首で元首相であるアルド・モーロを誘拐しのちに殺害した事件を題材にしています。

Wikipedia:アルド・モーロ
Wikipedia:赤い旅団

 ただし、この映画で事件の背景や当時の左翼運動がどうであったかを知ることはできません。すでに知っているひとが当時のことを見つけだすのは可能ですが。

 主人公は、実行犯グループのなかのただひとりの女性。主義主張に関しては強い信念を持っているようですが、モーロを処刑することには抵抗を感じています。この部分、テロに対してのとまどいが、テーマとして描かれていきます。
 理屈ではなく、直感的・生理的な描き方で、いわゆる《問題提起》のようなはっきりとしたわかりやすい主張はされず、あくまでも主人公といっしょになって(あるいは隣にいて)感じることでしかわからない方法がとられています。そのため、ストーリー自体は単純でわかりやすいのに、全体としてとらえどころがなく、なにがいいたいのかわからない、という印象をあたえる作品になっています。

 通常の場面は、テレビドラマのような感じのあまり洗練されていない映像、画面内で映るテレビには当時のニュース映像がそのままつかわれています。後半、ときどき、主人公が見る、おそらく幼少時の風景と思われる映像のフラッシュバックが幻想的で、観ているこちらも脳が麻痺するような強烈さがあります。そのあたりはとても現代的です。

"夜よ、こんにちは"
監督 マルコ・ベロッキオ
出演 マヤ・サンサ、パオロ・ブリグリア、ロベルト・ヘルリツカ ほか
3990円
Amazonアソシエイト

2007年7月16日

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

 非常にドラマティックにストーリーが展開します。

 闇の皇帝ヴォルデモートが前作で復活。
 まだ表だっては現れず、陰で活動しています。
 魔術師たちの間に亀裂が生じ、ヴォルデモートの復活を主張するハリーは皆からうたがわれ、孤立していきます。

 本筋からはずれたエピソードがおもしろい内容なのにもかかわらず、どれもあまり発展しないまま終わってしまうのが物足りない。ハリーの恋、つ、ついにハリーが…となるんですが、相手の女の子の行動、内面のフォローが足りない気がしますし、ハリーとスネイプ先生とのやりとりで意外な面がみえてくるのですが、ここもあっさり流されてしまいます。見終わった後に思い返してみるときに、食べたりない気分にさせられます。

 映像は、シリーズで蓄積してきた素材を生かしているのか、さりげない部分まで作りこまれていて雰囲気ばっちりでした。
 終盤、ハリーたちが闇の勢力に追われるところから、敵・味方入り乱れての戦闘シーンまでの流れがスピーディで迫力満点です。

 それから、ハリーたちの同級生として新しく登場してきた、不思議ちゃん系の女の子がとても印象的にのこりました。この子は一般公募のオーディションで選ばれた新人さんだそうですが、度胸すわってるように見えました。静かなたたずまいが素敵です。

2007年7月 9日

300(スリーハンドレッド)

 100万の大軍をわずか300人で迎え撃つ。
 ゲームだったら瞬殺ですわ。
 その戦いのようすを情熱的に描いています。

 300人の兵を率いるスパルタの王は、宗教というか教団と、政治(議会)によって戦争することを禁じられましたが、独断で少数の兵をつれて、屈服を要求する大国ペルシアの軍勢の前に立ちはだかります。

 屈服せず、自由をもとめる、と、戦う理由は述べられていますが、あくまでも"戦い""戦うひと"を描くことがこの映画の本筋になっています。
 すさまじい暴力とあふれる熱情。
 殺戮! 殺戮! 殺戮!
 強烈なバイオレンスです。
 すばらしい。

 とはいえ、やはり気高い魂が宿っていなければ見ていておもしろくないのは確かですね。

2007年7月 6日

シュレック3

 シュレック前2作は、終盤、盛りあがりを欠いたまま急ぎ足にエンディングをむかえてしまい、物足りなさがあったのですが、今回は最後までしっかり描かれています。

 シュレックのライバルであるチャーミング王子が、おとぎ話の悪役キャラたちを言葉巧みに誘って、王国の乗っ取りを謀ります。
 おとぎ話の中の負け組に光を当てています。
 これは1作目から共通するテーマで、 シュレック自身も、負け組に属するキャラクターです。だれからも忌み嫌われ、通常なら、物語の主人公に倒されてしまうことになる怪物です。その彼が囚われのお姫さまを助けて王様に?! という逆転ストーリーです。
 といっても、シュレックは見た目は怪物ですが中身は善良で、ライバルのチャーミング王子は自分は主人公なんだと偉ぶっているいやな男で、陰でいろいろと悪いことをしています。見た目や立場で悪そう、あるいは正しいそうに見えても、じつは違っていることがたくさんあるんだよ、と作り手はいいたいわけですね。これって、けっこうふつうのテーマなんですが、子ども向け作品では相変わらず、正義と悪の物語、まるで子どもたちをブッシュのいいわけをそのまま鵜呑みにしちゃうような人間に育てようとしているみたいです。そういうところを皮肉って笑いにしています。かつ、世の中には裏と表があることをリアルに描き、そこで強く生きるやり方を教えてくれているのだと思います。


 この3で、ストーリーはまとまった感じがあるので、4は、うーん、ないのかな〜?