ブレイブ・ストーリー
「ブレイブ・ストーリー」をみてきました。
夜のいちばん遅い回がなくなってしまって、映画館では見られないかなと思っていたら、今週復活。たぶん子ども映画が昼間にかかるために、夜の最後の回に空きができたんでしょう。
おもしろかったー。
ややダイジェストになってしまっている部分があり、サブキャラの掘りさげが少ないような気がしますが(原作はどうなんでしょう)、メインの筋はきっちり描いています。
主人公のワタルは小学生の男の子で、ある日、親が離婚し、父親が家をでていってしまう。翌日に母が倒れ、病院に運ばれていく。ワタルは幽霊がでるというビルを探検したときに出会った転校生のアシカワミツルにきいた不思議な話を思いだす。ビルを登りきった階段の終わりにある扉の向こうの世界へ行けば、運命が変えられる、求められる冒険をこなせば、ひとつだけ願いをかなえてもらえるのだと。
いやな運命を変えるために幻想の世界へ行く、というのは、それだけで悲しいものがあります。逃避の物語化なんですが、それはしっかり自覚されています。最終的に、ワタルはそれを問われることになります。
謎の美少年アシカワミツルは、もしかしたらワタルがそうであったかもしれない行動を、異世界でとることになります。ワタルと双子関係にあります。評論家の蓮見重彦さんが、現代の物語はすべて双子の冒険譚の形をとっていることを十数年まえに指摘していたことを思いだしました。作り手が、主人公の行動がどうなのかを見つめていると、自然とそういう形になります。この映画は、ワタルの行動がテーマになっています。
RPGのお約束ごとが意識的にとりあげられていて笑えました。RPGとかゲーム世代の子は自殺なんかしないで、運命と戦い続けるようなメンタリティをもつ人間になるのかな。でも、世の英雄はみんな屈折した変なひとだからなー。どうなのかなー。






