2005年1月31日

ネバーランド

ネバーランド』を観てきました。
ピーターパンの作者がピーターパンをつくるときのお話です。作者ジェームズ・バリを演じるのはジョニー・デップ。子供心ある大人の役はうってつけでしょう。

伝記なのかと思って敬遠していましたが、ジョニー・デップのインタビューを雑誌で読み、興味がでてきたので観にいったのですが、とてもいい映画でした。たいくつする場面は冒頭数分だけ、あとはもう夢中でした。ドラマがよくできています。子どもとの会話がウィットに富んでいて笑えました。たのしいだけではなく、主人公は奥さんとうまくいかなくなってもうどうにもならないそのつらさや寂しさ、子どもだからといってほんとうのことを教えてもらえずかえって深く傷ついてしまった男の子のやりきれなさ、なども交えて描かれていきます。

ふつういわれる、子ども心をもっている大(とか少年のような大人、とか子どもっぽいのと少年ぽいのはちがうとか、そういうふうに語られる子どもの心、だけじゃなくて、子どものころの葛藤、たたかってきたそのときの気持ちというのも、大人になって忘れちゃいけない心なのだと思いました。うまくいえてませんが。

2005年1月23日

ヴィム・ヴェンダース コレクション

B0006HJ0US.09.MZZZZZZZ.jpeg「ヴィム・ヴェンダース コレクション」発売になりました。
ヴェンダースはドイツの映画監督で、うつくしい映像と、孤立した人間を描くうまさで、世界中に多くのファンを持っています。日本でも熱狂的なファンがたくさんいます。ロードムービーとカテゴライズされる初期作品が評価が高いのですが、私は後期作品のほうが好きです。

セットになっている作品の組みあわせはいまいちです。もっとおもしろい組みあわせにしてほしいです。

B00005G0MF.09.MZZZZZZZ.jpeg廃盤になっていた「ベルリン・天使の詩」がニューマスターで入っています。(右のジャケットの)旧版は7000円という中途半端なのかリアルなのかわからないプレミアがついていました。ぜひ単体で発売してほしいものです。これプレゼント用に最適な映画なんですよね。

内容は、人間のようすをただみつめるだけの天使たちがいて、かれらの世界には色がありません。人間からは、子どもをのぞいて、かれらをみることができません。天使のひとりダミエルは、サーカスで空中ブランコにのる女性マリオンに惹かれはじめる。彼女のつぶやき、だれかを愛したい、という声に応えたいという気持ちがつよくなります。そして、時間の外で永遠に人間のいとなみを眺めつづける生活を捨て、時間のなかに、マリオンのいる世界にとびこむことを決意します。

ひとのかなしさ、さびしさもみれるし、人間になりマリオンをさがしもとめ、ついに出会う場面はとてもロマンティックで、冬に観る映画として最適です。また、この映像、この展開は、ハリウッド作品しか観たことがないひとにとても新鮮でしょう。音楽も印象にのこっています。

berlin-tenshi-no.jpgちなみに、今回のセットでのジャケットはこれです。

"ヴィム・ヴェンダース コレクション"
「ベルリン・天使の詩」
「まわり道」
「ニックス・ムービー 水上の稲妻」
「緋文字」
「東京画」収録
15750円
Amazonアソシエイト

2005年1月16日

オーシャンズ12

「オーシャンズ12」を観てきました。

たいがいの場合そうなんですが、これも前作を観ておりません。観ておいた方がおもしろかったりする部分もあるのでしょうが、どこがそうなんだかむろんわかりません。たぶん人物設定による笑いをとる場面だと思いますが、これも推測にすぎません。

オーシャンたち泥棒チームは以前に盗んだ金の持ち主に居場所をつきとめられ、盗んだぶんの金とその利子を返せそうでなければ殺すと脅迫する。オーシャンたちはその金を得るために、新たな盗みに挑戦する。というストーリー。
でもうまくいきません。ことごとく裏目にでます。もちろん一発逆転をきたいして観るわけです。

全体的にしゃれた映像。ドキュメンタリー番組の取材映像みたいな画はセンスいいです。しかし、緊迫感にはかけます。それはルパン三世観るのとおなじかなー。おしゃれな泥棒ストーリーなのでしょうがないのかもしれません。

こういう映画の必然として観客だましの要素もあります。オーシャンたちが捕まってそこからどうやってでるかの場面は大部分のひとにとって予想がつく展開になりますが、それで終わらず、映画全体にわたるだましがあるので、なんとか観ていられます。ギャグのはいる手品師がさいごのさいごですごいマジックをみせてあっといわせる感じ。ただしそのさいごのさいごがもっとすごければ、と私は思いました。

おもしろかったのはオーシャンがリーダーなんですが、けっこうブラッド・ピット演じるラスティーが仲間をまとめています。オーシャンがジョージ・クルーニーだからか。石田純一がオーシャンと考えるといいのかも。たしかに泥棒のリーダーにはなれるが、やっぱ相談はできねーなーなキャラクターです。

オーシャンたちを追いかける刑事役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズはえらいこと魅力的。知的美人を演じています。ラスティー(ブラピ)の元カノという役まわり。

オーシャンのシリーズつづけてほしいなー。これはシリーズにしてこそ、おもしろいと思う。(前作観てないのにか)。