2005年2月27日

アレキサンダー

「アレキサンダー」を観てきました。

こういう歴史上の人物をあつかった映画はやる気や勇気をもらったりするようなものになってもいいんだけど、みているうちに心に穴があいて風がふきぬけていくようなむなしさを共感させられる屈折がこの映画にはあります。
それは戦争のむなしさではありません。とり憑かれたようにアレキサンダーは情熱的に行動しますが、世界を手にするとか、すべての民族を平等にとか、神話の英雄のようにとか、理想を口にするけれど、口実にしているだけで、どれも信じていないようです。
両親の嫌いな部分に自分が似てきたりして嫌悪し動揺するが、それからの逃避がアレキサンダーを突きすすませているのかといえば、彼を怒らせたり落ちこませたりするネガティブなスイッチにはなっているものの、行動の原動力ではなさそう。

映像は戦争の場面がとくにすばらしく、無数の槍と剣と騎馬が群れなしててうごきまわります。圧巻です。

2005年2月21日

ハリウッド呪怨

THE JUON 呪怨」を観てきました。

近づくものはすべて怨念(おんねん)に巻きこまれてとり殺される、というのがコンセプト。怨念(おんねん)には原因もありますが、原因を知ったところで、その呪いが消えるわけもなく、際限なく血を吸いつづけていきます。良くも悪くもただそれだけです。
この映画が、呪怨シリーズのなかではいちばん原因がわかりやすくなっていると思います。

俊雄くんは、やっぱり笑ってしまいました。なんか俊雄くんがでてくると安心(映画では逆、彼が予兆、もしくは警告)。
ああ、俊雄くん、ちんこみえてるよ、といいたくなっちゃった、

2005年2月13日

ボーン・スプレマシー

ボーン・スプレマシー」を観てきました。

ストーリーは、インドの田舎町恋人とともに静かに生活していたボーンは、正体不明の男に襲われ、恋人の命をうばわれてしまう。ボーンは、CIAの極秘プロジェクトによって育成された暗殺者だったが、さいごのミッションを失敗した際に記憶を失い、自分が誰なのか、これまでなにをしてきたのかもおぼえていなかった。CIAがまた自分を追ってきたのだと判断したボーンは決着をつけることを決意する。

「ボーン・アイデンティティー」の続編で、予告にもあったマリーの死は前作を観ているとかなりショックです。

ボーンを狙ったのはCIAではなく、かつてボーンがおこなったミッションのひとつに関係するのだなと序盤でわかり、さてそれがなんなのかという謎解きでストーリーはひっぱられていきます。
アクションシーンは派手でリアル。ほかの車を巻きこんだ迫力あるカースタントシーンは必見です。

かなり、おもしろいです。平均点は楽々こえています。でも、マイナス点もあります。これがなければ映画史にのこるような作品となったかもしれません。

マイナス要素は、アクションシーンのいくつかで画面が揺れすぎ、しかもカットが変わりすぎ(人物の配置が換わる)るので、なにが起こっているのかわかりにくく追ってみていくのに疲れました。ゲームの3D酔いみたいな状態になります。
もうひとつは、謎解き。なにが起こっていたのか、なんですが、これが予想できる範囲におさまってしまいます。もったいない。もうひとひねり、もうひと展開あると「おおーっ!」となったはずです。真相にせまっていく過程がスリリングなだけに残念です。

2005年2月 6日

オペラ座の怪人

オペラ座の怪人』を観てきました。

出だしは抑えめで、ある瞬間に事件のあった過去へと移行、物語がうごきだします。ここでミュージカルで有名なあの音楽がながれ、盛りあがります。
わくわくしながら序盤をたのしんでいくのですが、登場人物たちが歌いだして、あれあれ、となります。ヒロインの女の子クリスティーヌと怪人が直にであう場面でふたりがながながと歌いだしますが、なんだか、たいくつです。やっぱり舞台と映画じゃちがうよねー。舞台は生でやるから観るほうも緊張感があるからねー。などと考えはじめ、すっかり集中力をなくしていました。
が、この場面が終わると、映画がたのしくなってきます。あいかわらず、歌はうたっているんですが、おもしろい。映画のリズムになれてきたんだなーとたのしんでいると、ヒロインのクリスティーヌと、彼女のおさな恋人だったハンサムな子爵が愛を語る場面。ここでもクリスティーヌがながながと歌います。あらら、また、たいくつです。どうしたものか。舞台だと遠目に役者をみるから心情を歌にしてもいいけど、映画はアップがきくから表情やしぐさで充分に語れる。歌にしちゃうと野暮なんだよねー。とまた意識が散漫になり、余計なことを考えてました。
が、これが終わるとまたおもしろくなります。
いい場面がつづき、怪人と子爵の三角関係に悩むクリスティーヌは真夜中に墓地へ。彫像がすばらしい、かっこいい墓地です。ここでクリスティーヌが歌いだすと、あらら、たいくつな場面に。
うむ、もしや、クリスティーヌ、おまえの歌かーっ!
気がつくとまたまた余計なことを考えはじめている私。
この歌って、テレビでやったら、吹き替えなのかなー、とか。
あれ、もしや、歌を字幕で読んでいるから、これはたのしくないのかなー、クリスティーヌ役のエミー・ロッサムさん、ごめーん。
実際どうなのかは、吹き替えつきになるだろうDVDか、テレビでの放映をみるしかありません。

とりあえず、オペラ座の怪人のストーリーはおもしろい。それは確信しました。
三角関係がはっきりする重要な場面、本来なら、いちばんおもしろくなるはずのその場面がたいくつになっているので総合的な評価は下げざるをえませんが。
ふくざつな気持ちにさせられる映画でした。

ちなみに、近くの女の子は号泣していました。