2005年9月26日

リード・マイ・リップス

B0001LNKXW.09._PE0_SCMZZZZZZZ_.jpg自分には男がいないことを寂しく感じている女。勤めている会社で彼女の部下として新しくやとった男がじつは刑務所からでてきたばかりだと知るがその事実を会社に隠してそのまま働かせる。さしあたっての住む場所を世話し、給料の前借りだとお金をわたす。男は女にせまるが、女は拒絶する。その後、いやな上司に自分の仕事をうばわれた女は、男を自分の復讐計画に引き込む。男は、女が生まれつき難聴で読心術に長けていることを知り、やがて逆に彼女をある目的に利用する。

かんたんに恋愛状態にはならずに、駆け引きと共犯関係の絡みつきのなかをストーリーは進行していきます。こういうのはドラマの定番ではありますが、でも実際、最初のうちに男と女の関係になっていたら、きずなのない、お金だけで結びついた、この場だけのなれあいですぐわかれてしまうふたりになってしまうでしょうね。

サスペンスの面ではそれほど緊迫せずに映画は進みますが、ラスト手前で一気に高まり、そこで満足させてくれます。

また、本編にほとんど絡まずにひとつのサブストーリーが並行しています。それは、男が週に一回会いに行かなければいけない保護司のストーリーです。ときどきでてくるのは、保護司のおっちゃんだな、とだけ憶えておけば混乱せずすみます。

"リード・マイ・リップス"
監督 ジャック・オディアール / 出演 エマニュエル・ドゥヴォス, ヴァンサン・カッセル ほか
メディアファクトリー
3990円
Amazonアソシエイト

2005年9月18日

ファンタスティック・フォー

今週はとくにみたいと思った映画がなく、時間帯からみることが可能な「シンデレラ・マン」「NANA」「ファンタスティック・フォー」の中から、この「ファンタスティック・フォー」を選びました。

宇宙線(宇宙を飛びまわっているさまざまな放射線)観察中の事故が原因で、超能力を身につけた者たちがヒーローになってゆくお話です。

パーッと楽しめる映画です。緊張感あるスリルがつくられていないためドキドキハラハラしてこないが唯一の難でしょう。

紅一点のジェシカ・アルバはすっごい魅力的でした。
スケチク ジェシカ・アルバ&リンジー・ローハン編: ABC(アメリカン・バカコメディ)振興会

2005年9月11日

チャーリーとチョコレート工場

チャーリーとチョコレート工場」をみてきました。

天才パティシエ、ウイリー・ウォンカのチョコレート工場は長い間ひとをよせつけなかった。ある日のこと、ウォンカのチョコレートに同封されたチケットを運よく引き当てた子どもを工場に招待すると広告がだされた。チケットは五枚だけ。ウォンカのチョコを愛するチャーリーもなんとかその幸運をつかみとった。そして、工場の中へ。

有名な童話「チョコレート工場の秘密」の映画化、もしくはかつて映画化されたもののリメイクです。
監督はティム・バートン、ウォンカ役はジョニー・デップです。

チョコレート工場の中に入ってからの悪ふざけがおもしろい。
ウンパ・ルンパ族の歌は爆笑です。
あとは、ナッツの選別をしているたくさんのリスたち。たくさんいるんでちょっと怖いけど、かわいかった。

語り口は、童話なんで、ちょっと古くさいです。だめな子どもたちがかなり辛辣な仕打ちをうける教訓ものドラマでもあるんでよけいにそう感じます。「毒のある(毒を含んだ)物語」っていうのは自分より上の世代がいっぱいやってましたし、たんに自分のねたみで悪口を書いているだけなのにそんなくだらないものも毒といわれて量産されていたんで、食傷気味。
それ以外はなかなかだと思います。
女の子の笑い声がけっこう起こっていました。

2005年9月 7日

ヴィタール

B00067HCXK.01._PE_SCMZZZZZZZ_.jpgB0009IH0RE.01._PE_SCMZZZZZZZ_.jpg記憶をなくして意識をとりもどした青年が、親が決めた道だからと進むことをこばんでいた医者になることを望み、医学部へ入る。解剖実習がはじまると、青年は、ある女性と出会う不思議な夢を見るようになる。

現代の幽霊物語といってもいいでしょう。幽霊物語といっても、怖い怪談のほうじゃなくて、死んだ後も思いをのこしていて幽霊となってあらわれる、強い思いを題材にしたお伽話。

女性の幽霊のお話では、生きている男のほうは、最終的には怖くなって逃げてしまうのが一般的なのですが、「ヴィタール」では、男は逃げださず女のもとにのこることを望みます。もちろん、そうしたら死んじゃうはずなんだけど、女がいなくなっちゃうんです。なぜそうなるかをはっきりいっていないので、それは映画を見たひとが勝手に考えることです。

塚本晋也の映画では、男と女はほとんどすれ違いで終わってしまいます。この映画でも、現実の世界ではう離ればなれだけど、映画全体としては、うまくいった・心は通いあっていたと思います。

愛についての、かなりいい、映画です。

"ヴィタール"
監督 塚本晋也
出演 浅野忠信, KIKI, 柄本奈美 ほか
5985円(プレミアム版) / 3990円(通常版)
Amazonアソシエイト