ざらざらすぎる Intuos Pro をなめらかに! オーバーレイシートのレビュー

ざらざらすぎる Intuos Pro をなめらかに! オーバーレイシートのレビュー

Wacom Intuos Pro の標準の描き心地がちょっと合わない!ということで、スムースタイプのオーバーレイシートを買ったのでレビューします。

スムースタイプを購入しました

Intuos Pro には標準で「スタンダードタイプ」のオーバーレイシートが貼られています。

これが結構しっとりめで、描くときにかなりひっかかりを感じます。
描けないなんてことは全然ないし、いけるといえばいけるんですが、芯の減り具合がものすごいんです。

僕の場合2〜3時間でこれ。

Wacom Intuos Pro M - ペン先
ものすごく削れる

これじゃあまりに消耗が激しく、しょっちゅう取り替えることになってしまうのでなんとかしたい。

そこで「スムースタイプ」のオーバーレイシートを買いました。
値段はアマゾンで3,300円ほど。

Intuos Proには描き心地を試せるサンプルが入っているので、ハズす心配はない。はず。

貼り替え

ちょっと苦戦しました。
Wacom公式の貼り方動画もあるし、まあいけるでしょと思っていたんですが、はがす用のシールの予備に感謝する展開となりました。

Wacom Intuos Pro - はがす用のシール
はがす用シール

これを本体のシート部分の角に貼って、それを引っ張ってはがすという流れです。

説明図の通りに貼ったんですが、本体のシートがはがれてくれない…。
はがす用のシールだけはがれてしまいます。

一回失敗すると、「これもう使いものにならないのでは?」というくらい粘着力が弱まる感じがします。※実際は何回か貼り直しできそう。
冷や汗をかきながら予備のシールを手に取り、これでミスったら終わる…と思い必死のアタック。

すると…。

Wacom Intuos Pro - はがす
ベリリリ

いけました。
説明図では透明のフィルムも含めて角に合わせていたんですが、白い部分をきっちり角に合わせるといいみたいです。
説明図を真に受けすぎたようです。

Wacom Intuos Pro - 合わせ方
シートの角に白いのを合わせる

うっすら回路のようなものが見えてかっこいいですが、このまま放置してほこりが付くと怖いのですぐに貼り替えます。

スマホなんかと違って、貼る部分はガッツリくぼんでいるので合わせやすい。
ファンクションキーを目安に貼り付けます。

ようやく貼り替え完了。

はがしたシートの再利用

本来はそのままポイだと思いますが、意外といけそうな粘着力を保っていたので一応保存。

買ったシートの包装に貼り付けてとっておきます。
多分使えます。

描き心地

サンプルで試していたので不安はありませんでした。
予想通りの描き心地です。よいです。

これでそこそこツルツルになるので、サササっと描きたい色塗りなんかではスリスリ描けるようになります。

線画などでしっかりストロークしたいときは、軽く力を込めればしっとりゆっくり安定して描けます。良い感じです。

ペン先の消耗

まあ、削れますね…。
もちろん減り具合はかなり抑えられますが、減ることには減ります。

Wacom Intuos Pro - 削れ具合の比較

しっとり描きたいなら仕方ないですかね。

しかもプロペン2(これ)はペン先が回る仕組みなので、削れるといちいち回ります。
とがった方を押し付けると、けずれている方にクルリと回ります。

最初は「…だるくない?」って感じだったんですが、慣れると意外にもそんなに気にならない。

ていうか、むしろ回らないととがった方で描いてしまい、ペンタブを傷つけたりざらざらした描き心地になる可能性があります。

おわりに

ペン先の消耗もある程度抑えることができ、描き心地は申し分なし。
買ってよかったと思います。

どれが合うかというのは人によるところが大きいので、全絵描きさんに猛烈におすすめはしませんが、僕はIntuos Pro + 標準芯 + スムースタイプのシートでばっちりでした。

そしてさらに削れにくいステンレス芯※非公式というのもで販売されていて、もし描き心地も変わらないのならええなと思って注文しました。
届いたらまたレビュー記事書こうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます!


筆者

しまくま

しまくま

@Dinmtam