清掃バイトに応募した経緯
まず最初に、清掃バイトに応募した経緯から書きます。
それまでは漫画家アシスタントの仕事をしていました。
累計すると3人の先生のもとでお仕事をいただいたのですが、結局、「アシ、大変だなあ」という結論に至りました。
フルリモートで、「いついつまでにこれを仕上げてください」というスタイルで原稿をデータで受け取り、自分でスケジュールを立てながら作業を進めていく感じでした。
清掃バイトとの比較になるので、なにが大変だったかをサラッと書きますね。
まずは仕事内容。
アシの仕事は、少なくとも僕は、頭がちゃんと働いていて、手先の感覚に集中できるコンディションでないと作業できませんでした。
なんか体がだるかったり、寝起きでぼーっとしたりしている時は無理なのです。
いつでもやる気さえあれば作業できるというわけではないので大変です。
それとスケジュールの立て方が大変でした。
めちゃくちゃいろいろ工夫したりもしたのですが、自分がやった限りでは、締め切りより早くサッサと終わらせることはついにできませんでした。
毎回締め切りぎりぎりまでダラダラと作業を引き伸ばし、ドロドロしていました。
そんなこんなで、仕事のかたわらでゲーム制作などをしたい僕としては、リモートアシの仕事は最善ではないな、と思い至りました。
そして僕は思います。
『今まではリモートで、かつ自分のスキルを活かせる仕事がいい!と考えてたけど、ふつうのアルバイトで良いのでは?』
そうしてアルバイト探しを始めました。
清掃バイトは前から興味がありました。
ひとりでもくもくできそうなイメージで、自分に合ってそうなイメージだったからです。
探したら応募できそうなイメージのところがあったので応募しました。
2件応募しました。
1件は返答なしでした。
返答がなかったところはそのような文面があり、そういうことだったのか、という感じになったので一応書き記しておきます。
面接で何聞かれた?
『過去どんなバイトした?』
「色々です」
『これ応募するまで何してたん?』
「色々です」
『トイレ掃除とかあるけど大丈夫そ?』
「はい」
『他にもバイトしそ?』
「いいえ」
そんな感じで、聞かれそうだなと思ったことを聞かれました。
どんな場所を清掃するの?
僕のところはショッピングモールです。
食べ物屋とか服屋とかいろいろつまってる建物です。
自分の感覚からするとそこそこ大規模めな施設です。
どんなことするの?
施設内を清掃します。
通路とか、ベンチとか、エレベーターの中とか、従業員用の休憩室とか、トイレとかとか。
コードレス掃除機やモップで床を掃除したり、ダスターと言われる布巾みたいなやつでガラスを拭いたりします。
僕は朝早めから昼過ぎまでのシフトで、朝出勤したら、清掃用具をもって決められたルートを回って清掃していきます。
みんな来る時間がまちまちだったりするので、一斉にスタートはせず、自分のタイミングでぬるっとスタートします。
途中で朝礼の時間があるので、それに合わせて拠点に戻ります。
みんな集合して連絡事項などを共有したら、またそれぞれぬるぬるスタートします。
退勤時間が近づいてきたらまた拠点に戻って、清掃用具を片付けたらお先です、という感じで離脱します。
どう?
僕は、けっこう良い感じです。
でも人によるかもなという感じでもあります。
以下で詳しく書いていきます。
もくもくとできる
期待通り、ひとりでもくもくと作業できました。
場所によっては複数人でやる箇所もありますが、ごく一部です。
「時間内にしっかり終わらせられるなら任意のタイミングで一休みしてOK」ということも言われており、気が楽です。
この「気が楽」というのが大きいです。
お客さん相手ではないし、仕事ぶりを逐一じろじろチェックされるわけでもないので、基本的にのんびり作業できます。
また、よごれを落として綺麗にする、という作業は、自分がやったことに対する反応がダイレクトにあって、成果として感じられやすいのでとてもいいなと思ってます。
飽き
飽きがきます。
商業施設の清掃なんてしたことがなかったので最初は新鮮でしたが、やはり人間は慣れます。
新鮮味がうすれてくると、同じことの繰り返しなのでだんだん飽きます。
ただ、入ったばかりのころ、「今は新鮮で面白いけど、飽きたら辛いですかね?」と、先輩の主婦の方に聞いてみたら、
「私、”飽きる”って幸せだと思うタイプなんですよ」と、思ってもみなかった金言が返ってきました。
たしかに、飽きるほど慣れた仕事をさせてもろて、お給料をもらってるなんて幸せなことですよね。(しみじみ)
早起き
バイトの日は早起きしなければならないので、それは大変です。
でも出勤時間をうしろにズラしたところで、出勤までに何をするわけでもないし、退勤の時間が後ろにズレるだけなのでこれでいいのです。
生活リズムも整いがちになって良い感じです。
メリハリ
やっぱりアルバイトの強制力はとても強くていい感じです。
「明日6時に起きて昼過ぎまでアシスタントの仕事やろう」、は、“無理”です。
天地がひっくり返って転げまわって海が割れて道ができても無理です。
また、アシスタントの仕事は、「今日はこのくらいやろう」というノルマを無事達成できても、その続きの作業をやろうと思えばできてしまいます。
なので、もらった仕事が完了しない限りは100%の安寧は訪れません。
その点昼過ぎに終わる清掃バイトは、そのあと、まあ、「明日も早起きかあ」という気持ちにはなりますが、少なくともその日においては仕事から解放されており、かなりおだやかです。
結論
今までアルバイトは、スーパーのレジを2,3年、コールセンターの受電を2,3秒、そして漫画家アシスタントをやりましたが、それと比べると、清掃バイトはなんと堂々の1位に輝くよさです。(いまのところは!)
お客さんにも上司にも指図されず、もくもくのんびりとできるのが嬉しいです。
でも、再三言うようですが、結局人によるかなと思います。
トイレ掃除とかもあるので、その辺のあれもあります。
でももし清掃バイトやるか悩んでいて、合ってるかもなあーと思っている人がいたら、ぜひいちどやってみるといいと思います。
合う人にはすごくおすすめです。
以上、そんな感じでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。