漫画家アシスタントを半年やって分かったメリット・デメリット

漫画家アシスタントを半年やって分かったメリット・デメリット

昨年末あたりから漫画家アシスタントの仕事をしてはや半年。やってきて分かったことがあるので、ここらで漫画家アシスタントという仕事のメリット・デメリット・感想をまとめていきます。興味のある方はぜひ参考にしてください!

はじめに

サラッと自分の漫画家アシスタント歴を紹介しておきます。

半年前、GANMOという漫画家×アシスタントのマッチング掲示板にて未経験の状態で応募。

そこから毎月、だいたい50~80時間分の作業をお受けしてきました。
掛け持ちではなく、一人の先生のもとで描かせていただいています。

では早速メリットの方から。

一点注意で、アシスタント先によって作業の仕方が異なります。
僕のお世話になっているところは、「毎月担当するコマが送られてきて、締め切りまでに随時納品していく」という形です。

そうではなく固定時間制のところも多いので、以下で書くものが当てはまらない場合があります。

メリット

働き方に融通が利きまくる

※固定時間制のところは当てはまらないです。

上述のとおり、僕のところは「締め切りまでに自分でスケジュールを組んで随時納品する」という形なので、働く日や時間に融通が利きまくります。

その代わり自分を律してしっかりスケジュールを組まなければいけませんが、気分がコロコロコロコロ変わる僕にはとてもありがたいです。
気分転換に外へ散歩しに行ったり気分が下がり気味な時は割り切って別のことをしたりということができるので最高です。

今後新しいアシスタント先を探すときも、固定時間制のところは除外すると思います。


人付き合いが少なくて楽

これも僕にとってはすごく大きなメリットです。

親しくない方と声で話したり、一緒の空間に居たりするのが鬼のように疲れてしまうんです。
完全リモートかつ、だいたい打ち合わせは毎月一度なので心が楽です。

今後新しいアシスタント先を探すときも、直接出向いたりするタイプのところは除外すると思います。


技術が向上する

たくさん描くのでうまくなります。(と信じています。)

でも本当に、仮に自分で技術向上のために絵を描こうと思っても絶対に無理な量を描いてます。

このメリットが次のメリットにつながってきます。


別のアシスタント先を探しやすい(おそらく)

僕はまだ新しいアシスタント先に応募したことがないので予想の範疇を出ないんですが…。

きっと新しいアシスタント先はすぐ見つかると思います。きっと。
未経験の時に比べて技術は向上してるはずですし、「こんなの描けます」というサンプルがたくさん貯まってます

絵柄やその他の条件さえ合えば、そこそこの確率で採用いただける気がします(無理だったらどうしよ。。)

追記:
その後別のアシスタント先に応募しましたが、3応募中、2採用と、良い確率で採用していただくことができました!

デメリット

※デメリットというか、「気をつけるべきポイント」みたいな意味も含んでます。

効率的に描いていかないと大変

どんな作業形態でも、先生が想定する「このコマにはこれくらいかかるだろう」という作業時間があります。

それを超過しつづけてしまうと、アシスタントに渡す分としての予算をオーバーしてしまうなどの問題がおきます


コミュニケーションをとらないと大変

アシスタントの作業は、指定されたものをただ描けばいいだけではありません。

同じ小物を描くにしても、シーンによって表現方法が違ったりもします

先生が思う絵に少しでも近づけるため、コミュニケーション意思疎通が大事です。
リテイクの細かい指示を汲みとったりピンとこない指示をうやむやにせず質問したりして「思ってたのと違う」となってしまう状況を減らす努力が必要です。

あとチャットでやり取りする場合、必要事項だけをつらつら書いていると冷たい印象を与えてしまうこともあると思います。
そうすると先生としても指示を出しにくくなる可能性があるので、言い回しに気を遣ったり、絵文字とかで感情を伝えていくといった工夫があると良いかもしれません。(先生の雰囲気にもよりますが…)


スケジュール管理が大変

※これも固定時間制のところは当てはまらないです。

「いつ作業してもいい」というとめっちゃ良さそうで、実際めっちゃ良くはあるんですが、大変な面もあります

中々一概に言えない部分も多く難しいんですが…。
少なくとも僕の場合、「作業を半強制されることで集中できる時間」より、「自主的に取り組んで集中できる時間」の方が短いです
そういう人は多いんじゃないかと思います。

これが割と難しい問題で、まあ大雑把に言ってしまうと、「作業を後回しにしてしまいがち」になります。
僕の場合で言うと、一日5時間キッパリ作業すれば1週間ちょいで終わるものを、なんだかんだ一日1~2時間しかできずに作業期間が延びてしまうということが多々あります。

人の気力・体力・集中力は有限っぽいので、自分にとってその1~2時間が限度なんだ、となだめたい気持ちはやまやまですが、似た作業を一日8時間以上できていた経験もあるのでやっぱりうまく集中できてないだけなんだと思います。

その辺の「どうしたらうまく集中できるだろう」というのを色々考えて工夫していくのが大変です。


身体がやばそう

長時間座りっぱなしってだけでもやばそうなのに、首を傾けて細かいのを描くってのはもっとやばそうです。(ペンタブの場合はマシ)

しっかりストレッチを習慣にするなどしないと、ストレートネックとか腰痛とかの症状が出てくると思います。

僕はもともとストレートネックがちだったので、最近真剣に治そうとストレッチをがんばってます。


アシスタント先によっては色々大変そう

場合によっては、もしくは時期によっては、先生が忙殺されていてアシスタントへの対応がおろそかになっているということもありそうだなと思います。
そういう場合は色々大変そう。

僕のところは大丈夫で、先生にはいつも丁寧に対応していただいています。

アシスタントの募集は多いですが、作業形態報酬なども意外とまちまちなので、その辺を含めて見極めは重要そうです
単純に先生との相性という面もありますし。


おわりに

以上そんな感じでした。
最後に僕の感想みたいなものを少し書いて終わりたいと思います。

僕はこの仕事はけっこう良いなと思ってます。

掲示板での募集が盛んで応募しやすく一度経験を持てば他のアシスタント先にもある程度通用するのが大きなメリットだと思います。

あと、自分が担当したコマが雑誌に掲載されている喜びは想像よりも大きくて、めっちゃ嬉しかったです。
周りの人も感動してくれました。

ただし、必要な技術の割に、ところによってはかなり薄給になってしまう場合もあると思います。
そういう場合には注意が必要で、「勉強させてもらえるのだから安くても…」という考えは危険です。


ではではそんな感じです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
参考になれば幸いです。

よければ他の記事も見ていってください。


筆者

しまくま

しまくま

@Dinmtam