Procreateの強いところ、弱いところ【レビュー】【プロクリエイト】

Procreateの強いところ、弱いところ【レビュー】【プロクリエイト】

iPadでのお絵描きアプリといえば必ず名前が挙がる「Procreate(プロクリエイト)」。iPad Proを購入してからだいたい1年半くらい使ってきたので、Procreateの強いところ弱いところをまとめました!購入を検討している方の参考になれば幸いです。

改めて、Procreateとは?

iPadアプリ、「グラフィック/デザイン」ジャンルで1位(2020/6/6現在)のイラスト制作アプリです。
UIがめっちゃシンプルで使いやすい。
価格は1,220円(2020/6/6現在)。
買い切りタイプで、一度購入すれば以後のアップデートも無料で利用できます

Procreateがおすすめな人

基本的に、iPad・Apple Pencilを使ってイラストを描くという方全員におすすめできます。
理由は以下の通りです。

  • 買い切りである上に安い
  • シンプルな操作ながらも本格的なイラスト制作ができる
  • 超とっつきやすい

絵を描く画面はこんな感じ。

Procreate - 操作画面

なんか、ぱっと見では機能が少なそうですよね。
値段的にも、軽くお絵描きする程度のアプリなのかなと思う方もいると思いますが、そんなことはないのです。

  • Photoshopとほとんど同じレベルでブラシをカスタムできます。(というかPhotoshopブラシを読み込めます)
  • 色味の調整や変形なども、他の多機能お絵描きソフトと遜色ないくらいの機能があります
  • ぼかし、ゆがみ、ノイズ、ブラー機能なども搭載
  • なんとアニメーションも作れる

てな感じで、まず趣味レベルのお絵描きで困ることはない思います。
あっさりめのお絵描きはもちろん、本格的なイラスト制作も十分できます
(仕事にも使えますが、Procreateだけで完結はしないことが多い)

ちなみに描いた絵はこんな感じです。

GIRL

最初から入っているブラシしか使ってません。

それではProcreateの強い点、弱い点をご紹介したいと思います!


(追記) 先日新しく、クリスタとの比較記事をアップしました。併せて参考にしてください。

ProcreateとiPad版クリスタの違い。おすすめの使い分け。


強い点

()内はどんくらい良いかを表しています

書き味(とっても良い)

ペンのストロークに対する遅延がほとんどありません
スムーズで描きやすい。

Photoshopライクなブラシ設定(良い感じ)

これは僕がPhotoshopブラシに慣れていたせいが大きいかもしれません。
対応するちょうどいい日本語が無いのか、聞き慣れない言葉で表現されている項目もありますが、基本的にやりたいことはできると思います。

Procreate - ブラシカスタム

基本的な画像処理(良い感じ)

他のソフトと遜色なくレイヤー効果を使えるし、ぼかしや色味の調整など基本的な、よく使う処理もできます。

Procreate - 調整機能

シンプルなUI(かなり良い)

表示されているボタンが少ないので、キャンバスを大きく表示させることができます。
とっても扱いやすく、次の「とっつきやすい」に大きく貢献しています。

とっつきやすい(めっちゃ良い)

これからデジタル絵描きを始めるという方にとっては、クリスタやPhotoshopの操作画面はちょっとハードルが高く感じると思います。
実際に使いこなすまでは多少時間がかかるのも事実です。
対してProcreateは、特別使い方の説明を受けなくてもある程度は直感的に操作できると思います
二本指タップで取り消しとか、レイヤーの仕組みとか、基礎的なことさえ知ればかなり思うように操作できるんじゃないかな。
高品質なブラシが最初からたくさん用意されているのも良い点
いろんなブラシを触ってみたりしながら楽しくとっつけるはずです。

弱い点

()内はどんくらい悔しいかを表しています

キーボードショートカットが変えられない(グギギ…..!!)

Procreateを含む一部アプリでは、iPadにキーボードデバイスを接続することでショートカットキーとして使うことができます。
Bでブラシ、Eで消しゴム、Altでスポイト、とかはまだ良いんですが、ブラシサイズの変更が [ と ] なんです。
クリスタではこのショートカットキーを変更できるのですが、Procreateは今のところできません
遠くて押せません…。
(おそらくのちのちアップデートで改善されるはずです)

Procreate - ショートカットキー

レイヤー数制限(くっ…..!!!)

詳しい事情は分かりませんが、iPadのメモリの仕様上?、Procreateにはレイヤー数に制限があります
キャンバスの解像度を大きくするほど使用可能なレイヤー数が少なくなり、自分の中でうまいことやりくりする必要が出てきます。
実際の数値はこんな感じでした。
※iPad Pro 11インチ 256GBです。

2000×1000 → 250枚まで
4000×2000 → 63枚まで
5000×3000 → 31枚まで

クリスタなど一部アプリはレイヤー数制限がありません。いいな。僕はこれがProcreateのいちばんの欠点かなと思っています。

ちょっとした不具合(ウ…)

変形ツールを使った時など、ペン操作が効かなくなってしまったり、操作を完了できなかったりと、気になるバグが散見されます。
これは今後のアップデートで改善されていくとは思いますが、一応挙げさせていただきました。

まとめ

弱い点も結構挙げましたが、どれも何とかなるレベルです。
すでにクリスタの操作に慣れまくっている方以外には、基本的に超おすすめできます。
クリスタに慣れている方はiPad版クリスタを使うのがいいかなと思います。(それでもProcreateを買って触ってみる価値は結構あるはず)
そんな感じです!
参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

以下関連記事です。

iPad絵描きにおすすめな周辺アイテムを紹介↓

iPadで絵を描くための必須級アイテム5選!【ミニ扇風機、グローブなど】

Procreateの便利操作16選↓

【Procreate】意外と知らない便利操作・使い方15選!

Procreateのカスタムブラシの設定方法を解説↓

【Procreate】ブラシの作り方!重要な項目を解説します



筆者

しまくま

しまくま

@Dinmtam