はじめに
筆者はiPad Pro歴2年以上のデジタル絵描きです。
今は漫画家アシスタントとかをしています。
iPad絵描きソフトの有名どころ、ProcreateとClip Studio Paintはどっちも使い倒しています。
今使ってるのは iPad Pro 11インチ(第一世代) です。
では早速、新型iPad Proでは何が変わったのか、どう進化したのかを「ざっくり」まとめていきます。
(細かい仕様とかは公式サイト等を参照してください。)
iPad Pro – Apple
( https://www.apple.com/jp/ipad-pro/ )
価格は各モデル1~2万円ほど上がるようです。
※旧型の商品リンク↓
ざっくり何が変わった?
性能が良くなったで
デジタルデバイスの脳みそ部分、CPUというやつがまた強くなりました。
MacBook Airとかと同じものを搭載していて、現在売られているどのタブレットよりもパワフルになります。
前のiPad Proと比べると40~50%速くなっている、と公式に書かれています。
画面がまた綺麗になったで
もともと「これ以上あるんか」ってほど綺麗だと思うんですけどね。
ミニLEDというやつになって、より色鮮やかで、黒が深い感じになるらしいです。
映像向きらしい。
ただし12.9インチの方だけ。
11インチのは前までと同じです。
5G対応するで
楽しみですね。
でも日本に普及するのはまだ先の話。
カメラも綺麗になったで
わあい。
では次に、これらの変化が絵描きにどう影響するのかという点です。
絵描き目線のメリット
性能
お絵描きソフトは、行う処理によっては結構重いやつもあるので、性能が上がるのはシンプルに恩恵を受けられます。
クリスタでは3Dモデルを配置したりもできるので、そういう重い動作がいくらか快適になるはず。
またプロクリではキャンバスの解像度に応じてレイヤー数の上限があります。
クリスタは一応無限ですが、増やしすぎるとアプリが落ちたりするので結局似たようなこと。
iPad Pro側の性能が良くなることで、その上限が増える可能性があります。
というか多分増えると思います。多分。増えなかったらごめんなさい。
まあ現在でもそこまでは困らないと思いますが、上限が多いに越したことはないですよね。
またどのくらい動作が快適になるか楽しみです。
画面
さらに色鮮やかになり、コントラストも強くなるらしいですが、どうなんでしょうか。
映画鑑賞とかするときには良いと思いますが、絵を描く上ではそんなにメリットにはならないんじゃないかなと思います。
それで絵を描いても、結局見え方は受け取る側のデバイスに左右されるからです。
どんな感じかは実際見ないと分かりませんが、これによって描ける絵のレベルが上がったりすることはなさそう。
カメラ
iPad Proで写真撮ることあんまないかもしれませんが、まあ綺麗ならありがたいと思います。
iPhoneのカメラがめっちゃ綺麗な上、iPadへの転送もAirDropでめちゃくちゃ速いので、個人的にはそんなに重要視してない点です。
そんな感じでしょうか。
では、絵描きにとって買いなのかどうかです。
買いかどうか
既にiPad Proを持っている方
「買い替えるべきかどうかはまだわからない」というのが僕の意見です。
処理能力は間違いなく上がってるし、いくらか快適になるのは確実ではあると思うんですが、それがわざわざ買い替えるほどのものかはまだ判断できないと思います。
特に同じiPad絵描きでも、重い処理を多用する方もいればそうじゃない方もいます。
どんな使い方をしたときにどう光ってくるのかを、実際に触ってみて確認するべきかなという感じ。
Apple店頭とかで試用できる日が来るのを待ちたいところです。
これからiPad Proを買う方
これから初めて買うという方は、新型の発売を待つのが絶対いいと思います。
どのくらい快適になるか判断できないとは書いたものの、実際めちゃくちゃ期待できると思うんです。
価格は1~2万円ほど上がってしまいますが、それに見合う価値がある可能性がだいぶあるはず。
まとめ
今回の新型iPad Proは、たとえば前のように、「Apple Pencilが側面にくっつくようになった!」とか、パッと見てわかる進化というのはありません。
ただし、数値上はめちゃくちゃ性能が上がってます。
買い替えようか迷っている方、初めてiPad Proを買う方、どちらも店頭で実際に触れる日が来るのを待つのがおすすめ。
僕もすぐ触りに行って、記事にもしたいと思います。
以上、そんなところです!
ひとつの意見として参考にしていただければ幸いです。
よければ他の記事も見ていってください~。